「機動戦士ガンダム 水星の魔女」裏のウラまで見たくないかい?

水星の魔女 第8話「彼らの採択」アーシアンはどうやってアスティカシア学園に入学した?

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機動戦士ガンダム 水星の魔女」の第8話「彼らの採択」は主に「株式会社ガンダム」の今後についてでしたが、サラッと重要な情報が出ていましたね?学園にいる地球寮のメンバーは戦災孤児だったそうですが、企業推薦無しで入学したのでしょうか?

目次

アスティカシア学園の入学条件を今一度!

アスティカシア学園の入学条件を覚えていますでしょうか?

こちらの記事で紹介していましたが、明確な絶対条件が・・・

役員の子息
企業からの特別推薦

でしたよね?

実は、第8話「彼らの採択」では、シャディクも戦災孤児でしたが、かなり努力をしてサリウスに認めてもらい、

彼の養子

になったと言っていましたよね。

つまり、シャディクは戦災孤児でも、「役員の子息(養子)」であり、「グラスレー社の推薦(子息なので不要だが)」と両方をクリアしています。

地球寮のアーシアン達はどうやって入学した?

地球寮のアーシアン達は戦災孤児

地球寮にいる、ニカ姉やチュチュ、マルタンなどかなり多くのアーシアンが「株式会社ガンダム」の従業員になりましたよね(「クソスペわがまま女」の独断で)。

クソスペわがまま女」、じゃなくて、ミオリネはなんだかんだでお父さんによく似ていると感じました。

で、気になる発言が、

私たちは地球の戦災孤児

だと言っていて、これが理由で

ガンダムを兵器として売る

ことに反対していました。

なぜなら、スペーシアンとアーシアンの両方がガンダムを買えば、地球での戦闘が更に激化し、もっと多くの戦災孤児が出るからです。

つまり、劇中で学園のアーシアンが戦災孤児だという描写はあくまで、

「彼らの採択」:ガンダムの兵器販売、ガンダムの医療技術発展

という二つの選択肢を一つに絞る為の情報でした。

地球寮のアーシアン達への疑問点

しかし、改めて考えてみると大きな疑問が出てきたのです。

戦災孤児のアーシアンはどうやって企業からの特別推薦を入手したのか?

彼らは戦災孤児で、シャディクのようにどこかの企業の養子ではないので、「役員の子息」ではありません。

つまり、必ず「企業からの特別推薦」が必要となってきたはずです。

普通に考えれば、ベネリットグループ傘下の企業が「戦災孤児」を憐れんで入学させる為に「特別推薦」をしてあげたとなるところです。

ところがそうはならないのが、今回のガンダムです。

スペーシアンが主体のベネリットグループが、差別しているアーシアンの学生をわざわざベネリットグループ経営のアスティカシア学園に入学さえる理由が無いのです。

となると、戦災孤児のアーシアンがアスティカシア学園にいること自体がおかしく思えてならないのです。

地球寮のアーシアン達が学園にいる理由が闇!

いくらガンダム歴43年とは言え、あまり暗いことは考えたくはありません。

なので、ポジティブパターンとネガティブパターンを推測してみましょう。

ベネリットグループ傘下の企業が手を差し伸べた

ベネリットグループ傘には154社もの企業があります。

御三家を筆頭に、モビルスーツ開発は出来なくても、その部品などを製造している中小企業もいることでしょう。

もちろん、業績が振るわなければ、「支援は打ち切られる」ことにはなりますが。

また、「シン・セー開発公社」のようにグループ内で151位と売上規模は小さくても、

ガンダム・エアリアル

を製造することができ、スレッタ・マーキュリーをアスティカシア学園に送りこむこともできました。

なので、ベネリットグループ傘下の企業の中には、

アーシアンは気に入らないが子供に罪は無い

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といった倫理観のある企業が、戦災孤児のアーシアンに特別推薦をしてあげたのでは無いでしょうか?

ただし、学園内ではスペーシアンの生徒には逆らってはいけないという規則があるので、ニカ姉のように我慢していると思われます。

・・・チュチュに関しては、特例ということで。

来るべき時の為に・・・

と比較的マイルドな推察を前述しましたので、次は本格手に推察致します。

現在は、A.E.121ですが、A.E.がそもそも始まったのが・・・

宇宙に人が住むようになってから

と言われていましたよね。

つまりは、既に121年もの月日が流れているのですが、これはパワーバランスの逆転に十分な時間だと思われます。

宇宙世紀はどうだったか?

みなさんお馴染みの「宇宙世紀」も人類が宇宙に住むようになってから宇宙世紀0001としました。

宇宙世紀0079、ジオン公国が地球連邦に対して独立戦争を開始したのですが、ザビ家の思惑はともかく、元々の理念は

スペースノイドの自治権獲得

という人として平等に生きている権利を求めたのが最初でした。

それは、地球連邦がアースノイドを優遇し、スペースノイドが住んでいる各コロニーに対して重課税をしていたことが発端です。

その後、地球連邦政府は弱体していき、宇宙世紀0123には、コロニー国家コスモバビロニア」が建国されたり、宇宙世紀0153には、「宇宙戦国時代」と呼ばれるコロニー国家間の戦争まで勃発しました。

この頃になると、地球連邦政府はあってないようなくらい弱い存在でした。

真の狙いは?

さて、「水星の魔女」に話を戻しますが、A.E.121の時点で、スペーシアンはアーシアンに対して圧倒的に優位な立場にあります。

ただし、A.E.80頃は、まだアーシアンの方が力が強く、かなりスペーシアンを搾取していたのではないでしょうか?

そして、何十年と戦った結果、スペーシアンがその地位を逆転させたと考えられます。

ただし、アーシアンはまだ力のすべてを失っていません。

つまり、スペーシアンの意識の中には、

アーシアンを侮ってはいけない

という考えがあり、万が一、アーシアンが反撃してきた時のことも考えないといけません。

差別された者が力を得て差別し返した時、常に考えるのは更に差別し返されるのではという不安

なのです。

この不安を払拭する為の保険こそが・・・

アーシアンの子供を人質

にするという発想です。

その手段は、

アーシアンの戦災孤児をベネリットグループ経営のアスティカシア学園に学生として捕らえる

という形でした。

もし仮にアーシアンが本格的な反撃をしてきた場合、スペーシアンは

地球寮の生徒を盾にする

という非人道的な作戦も立てることが可能です。

これは何もガンダムの世界に限ったことではなく、日本の歴史にもありましたよね。

徳川が戦国時代を完全に終わらした後、それでも反撃される不安が常にあったので、徳川グループ傘下になった各大名に対して、「妻と子供を江戸に置く」ように命じました。

「水星の魔女」でも同じことがおきているのではないでしょうか?

第1話から最新話までの総まとめはこちら。

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