第4話「みえない地雷」チュチュが令和のカミーユ？あらすじの感想(ネタバレ)

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」、毎週トレンド入りするのは作品も素晴らしいですがファンの応援も泣けるぐらい熱い！今回はチュチュが活躍しましたが、それでカミーユがトレンド入りするとは！飛田辰男さんもビックリですよね！

第4話「みえない地雷」の推測に関しては以下の記事をご覧ください。まあ、アーシアン絡みだった点は的中でニカと一緒にチュチュも来るとは思いましたが、まさかメイン級の活躍とは・・・。お団子頭は伊達じゃない！

それでは、第4話「みえない地雷」を振り返りつつ、物語を考察していきたいと思います。

プロローグ

最初は前回の決闘のクライマックスシーンから始まりましたね！

ここでの注目ポイントは・・・

エアリアルの通算成績が１勝

に変わっていたことですね！（前回、2勝と表記されていたのは・・・作画ミスかな？）

これを聞いて全員が驚き、決闘委員会のメンバーは笑い、そしてヴィムは呆れ、ラウドも思わず声を荒げます。

グエル・・・、感情高まって、言っちゃった感が出てましたね～（トレンディドラマのようなラブストーリー）。

と言ってエアリアルのコックピットに逃げ込み、去って行きました。

取り残されるグエル・・・、そして撮影の飛行物体が・・・。

地球寮のメンバーは、

「人がプロポーズするとこ初めて見ました～」
「フラれるところもね」

とワイワイしていますが、

このグエルからのスレッタへのプロポーズが、チュチュを怒らしましたね！まさかこれが、

「みえない地雷」

の一つだったとは・・・（つまり第3話のラストがすでに第4話のタイトルに繋がっていたという・・・脚本家は神か！）

決闘でも最初気の無い感じだったチュチュですが、最後は盛り上がっていました。

ただ、根底には

スレッタはスペーシアンにとっての敵　＝　共通の敵を持つ仲間の可能性

を思っていたかもしれません。

しかし、グエルの「プロポーズ」によって、

スレッタはグエルとは仲良しになる可能性大

と映り、チュチュの逆鱗に触れたのでしょう。

オープニング曲「祝福」（YOASOBI）が流れます

第4話「みえない地雷」前半パート

ヴィムの社長室

5名のジェターク社のステークホルダーらしき人物がスクリーンに映っています。

ステークホルダー(Stake Holder)：会社役員、従業員、株主、投資家、サプライヤーなど会社に関係があるものすべて

「それで・・・、君の息子はベネリットグループの後継者の座に返り咲けるのかね？ジェタークCEO」

「二度目の敗北、しかも相手は水星の採掘屋らしいじゃないか」
「結果が出なければ、今後の融資は縮小させてもらうよ」

ここから、CEOはジェターク社で一番権力のある立場なので、それ以上にエライ立場だと・・・

「ジェターク社へ資本投資をしている」か「株主」

である可能性が高いですよね。

ヴィムは最高経営責任者とはいえ、頭が上がりません（それでも冷静に対応している点は評価しましょう）。

通話が切れた後は、貯めていた怒りが爆発します。

でも、「くそ！」の後、「グエルのヤツめ！」と言うかと思っていたので、なんやかんやで息子がカワイイのでしょうか？

エピソードタイトルが表示

アスティカシア高等専門学園の教室内

とスレッタのスマホをサクサクっといじると、スレッタの制服が白色に変わりました。

そこへモブ女子3人がやってきて、色々とグエルとのことを聞きますが、そこへ当の本人が！

と言って、モブ女子３人を追い払います。

そして、ミオリネとスレッタを前にして、

その経緯を見ていた先生が、「もういいかな」と介入します（授業があるので）。

そして、スレッタの方をジロっと横目で見て・・・

いや、あの、男性キャラから、まさかの「ツンデレ」発言が出ました！

・・・ふつうはミオリネとかお嬢様キャラの専売特許なのに・・・（グエルは何でも欲しがるんだね）。

まあ、そうでしょうね、人間関係苦手な人には（ミオリネも横でぶすっとしてます）。

モビルスーツ演習試験

まずは、他の学生がモビルスーツ演習試験を受けています。

先生の言った、

光学映像は可視光線のみ！その他センサー類はオフ！

が実は今回一番重要な情報です。そして、伏線です。

ネットでは、アムロ・レイの、

「たかがメインカメラをやられただけだ」（ガンダムの頭部破壊）

でシャアのジオングと激戦を続けたことから、

アムロすげえ！

ってなってますが（まあ、アムロはスゴイですけど）、「その他センサー類」は動いていたんですよね。

サブカメラなどはすべて使えていたので、全く何も見えない中を「ニュータイプの直感」だけで戦闘したわけではないのです。

・・・それでもすごいんですけど。

ただ、今回は試験とはいえ、

メインカメラが使えなくなったら真っ暗

という「アムロとは違う、もっと厳しい状況」になるよと言う伏線です。

そして、これが

「みえない地雷」の二つ目の意味

でしたね。

本当に、「地雷」を避けて試験をするとはね。

で、この生徒は難なく試験が終了し、

「次、LP041、スレッタ・マーキュリー、不合格！」

と試験開始前に「不合格」になりました。

先生曰く、

「メカニックも、スポッターもいなくて、どうやって実習クリアするつもりだ！」

とのお叱りでした。

いやいや、事前にちゃんと教えておきなさいよね！

この学園、かなり授業内容というか、先生の態度に問題があり過ぎですね。

「メンバーを集めるのも、課題の一つだぞ！」

スレッタがモビルスーツに乗る前に、言いなさい！

・・・これも「知らないヤツには教えない」という学園の差別でしょうか？

そしてスゴスゴと去って行く、スレッタ・・・、それを見ていたチュチュは、

チュチュは教官の合図でスタートし、順調にクリアしていきます。

と言った矢先にモニターが真っ黒になっていきます。

そして、他のセンサー類はオフなので、慌てたチュチュは足を踏み外して転落してしまい地雷を踏みます。

チュチュは不合格になりました。

それを、見ている２名の女学生（前回、食堂でガムを吐きつけたスペーシアンの差別主義者）が笑っています。

モビルスーツから降りたチュチュはモビルスーツのメインカメラに付着していた黒いものを触ります。

遅効性遮蔽スプレー

何者かが妨害工作をしていたということですね。これには、

と叫んでヘルメットを投げつけるのでした。

アスティカシア学園内の階段

ニカと他のアーシアン学生2名が、チュチュの追試の話や嫌がらせをした者の話をしていると・・・

階段の踊り場で、男子学生に断られているスレッタがいました。

ニカは声をかけ、

「私達、アーシアンですけど？」と困った顔で口を挟むニカの友人。

スレッタの中では、「アーシアン」に特別な意味はありませんが、差別されているアーシアンにとっては特別な意味があります。

アーシアン ＝ 階級の低い者、虐げられている者

といったネガティブな意味が込められているようですね、この学園内でも。

落ち込むスレッタに対して、

と笑顔で返すニカは、正に「姉後肌」ですね！

ニカ姉は、今後の展開にもよりますが・・・

艦長（メカニック科なのに）
戦術予報士（メカニック科なのに）
レジスタンスのリーダー（メカニック科なのに）

など組織のリーダーとして物語に更に大きく関わってくると思います。

地球寮

ヤギのメエヘヘーに驚くスレッタ。

ミカ姉が地球寮の仲間を呼びます。

スレッタが実習のスタッフがいなくて困っているから助けてあげれないと聞きます。

スレッタがスペーシアンだけど、いいのかと聞くメンバーに対して、

この声に呼応して、協力してくれる人が出てきました。

アーシアンはスペーシアンと仲良くしたくないのは、「下に見てくるから」
ニカ姉の発言は力がある

他のメンバーも次々とスレッタに自己紹介をし、仲良く流れになってきましたが・・・。

突然、スパナで機械を凹ます音が（地球寮のものを大事にしなさい）。

・・・ガラ悪いですよね・・・。

と暴れて、周りの仲間が抑える事態に・・・。

とへたり込むスレッタ。

流れ的にはニカのおかげで地球寮のメンバーがスレッタを協力し、今後の展開に大きく影響する感じでした。

今までの、

スペーシアン（地球人以外全部）VS アーシアン

が、スレッタが加わることで・・・

スペーシアン（地球圏のフロント特権階級）VS 反スペーシアン（地球人、水星人、反特権階級）

へのフラグが立ちそうでしたね？

それを、チュチュがへし折りました！

まあ、このチュチュの態度が「アーシアンの気持ちは簡単には変わらない」を代弁しているので、重要ではあるのですけど。

第4話「みえない地雷」後半パート

ダリルバルデのハンガー

半壊したダリツバルデが搬送されています。

これの意味ですが、「決闘に負けた」とかでは無くて・・・

よりにもよって決闘に負けた相手、しかも水星女にプロポーズするとはけしからん！

とヴィムに怒られたのでしょうね。

と、うな垂れているグエルです。

グエルがスレッタにツンデレ男で「あのプロポーズは本気じゃない！」といった真意は・・・

父さんに怒られたから無かったことにさせられた

ということでしょう。

つまり、またしても

父親に「無かったこと」（決闘、プロポーズと）

にされましたね（これも今後の伏線になります）。

アスティカシア学園の校庭の階段

学園物のベタベタ展開が繰り広げられます。

ガンダムって実は「人間ドラマ」ですから、こういう人間関係の駆け引きは大事ですよね。

校庭の階段で、分かりやすく落ち込んでいるスレッタ・・・。

エランもシレっと誘いますよね。

スレッタもあっさりと誘いに乗ります（エランには餌付けされているからでしょうか？）

しかし、ねるとんのような「ちょっと待った」コールが入ります。

ここの掛け合いは王道ですよね！

あっさりとミオリネの主張（自意識過剰）を粉砕するエラン、流石。

「マネキン王子」はただの悪口ですよね。スレッタも不快に感じてますね。

「ダブスタクソ親父」を越えるワードは、今後飛び出すのでしょうか？

ミオリネの部屋（旧：理事長室）

スレッタはミオリネの部屋に案内されます。

ミオリネはタブレットをスライドさせています。

速読術か瞬間記憶能力でもあるのでしょうか？

と言いながら、スレッタは自分のタブレットの学習内容をミオリネに見せます。

ここでは・・・ミオリネの部屋が両極端過ぎましたね！

植物はキレイに配置され、手入れも行き届いています。

反面、床にはゴミ袋やカップ麺やペットボトルの空が置かれています・・・
ゴミ屋敷とはまでは言わないですが、汚部屋（おへや）ですよね

う～ん、ミオリネって、仕事はできるけど家事はできないタイプの人ですね！

テレビニュース

地球で抗議デモが行われています。

WE ARE SURRERING!（我々は苦しんでいる！）
WORK OR RESIST!（働く、か、抵抗！）
DOWN with Spacian oppression（スペーシアンの抑圧でダウン）
SPACIAN CAPITALISM KILLS （スペーシアン資本主義が・・・）
EARTHIAN RIGHTS （アーシアンの権利を）
JUSTICE AND PEACE FOR EARTHIANS （アーシアンの為の正義と平和を）

といった種類のプラカードが掲げられています。

「我々、地球居住民は、宇宙事業の為に一世紀近く、税金を、労働を、捧げてきた！」

つまり、アーシアンは約100年間、スペーシアンに搾取されて続けてきたということです。

宇宙世紀とは逆ですね。

この抗議運動に対して、鎮圧側のモビルスーツ部隊は「ガス弾」を使用します。

直撃こそはさせていないものの、ほぼ無抵抗の市民（火炎瓶武装はしていたが）に対してのモビルスーツ使用・・・一方的な弾圧ですよね。

ちなみに、「機動戦士Zガンダム」では、サイド１の「３０バンチ事件」が有名ですよね？

これと同じようにスペースノイドの権利を求めた平和的な抗議運動（反地球連邦デモ）に対してティターンズは・・・

G3という毒ガスを密閉コロニーに注入

し、中にいた1,500万人全員が亡くなられました。

いや、「水星の魔女」はかなり「やさしい作品」（今の時代に合わせて）になっているので、多くの人が安心して視聴できますね。

地球寮

アーシアンの工場をアーシアンが使って何が悪いんだよ？

という疑問に対して、

大きなメディアはどこも、スペーシアンの資本傘下だから

情報統制はされていることが明確にわかりますが、それがされていることを学生が知っている時点で、情報統制はかなり甘いですね。

「機動戦士Zガンダム」の世界では、正規の連邦軍人ですら、「30バンチ事件」は反地球連邦組織の軍事的な反乱だったと信じこまされていましたから・・・。

チュチュ、地球の仲間達と連絡

画面に映る仲間達は、家族というか、田舎のおじさん達といった感じで気の良さそうな人達です。

チュチュの健康や学校生活を心配してくれています。

それに対して、チュチュは

「ごちゃごちゃ言ってきた奴らを、まとめてボコしてやった」

と強がります（この後、ウソからでた誠になるとは・・・）。

チュチュはさっきのニュースの内容をきにかけます。

このおじさん達は、例の工場で働いている人達でしょうか？

チュチュはこういった人達の思いや期待を背負って生きているんですね。
まさに、田舎の村から東京の大学に出てきたような感じです（故郷に錦を飾る為）。

ミオリネの部屋

部屋の明かりは消され、ミオリネはベッドで横になっています。

植物の間接照明の側でスレッタは勉強しています。

パーメットは非常に重要なもので、水星でしか採れないから開拓団がいるという話でした。
ミオリネさん、サラッと大事な情報を入れないでください。
つまり、月で採れるということは、スペーシアンが地球圏の覇者になっていることの裏付けですよね。

水星に学校を作るっていう話・・・。
危険な香りがしますよね？
学校、つまりはアスティカシア高等専門学園のような学校なら、パイロットやメカニックなどの養成場を水星圏に作るということに。
これは将来的な反乱の為の下準備になりますよね（実際の歴史でもありました）

静かにベッドへと戻るミオリネ

デミトレーナーのハンガー（夜中）

例の二人の女学生が「遅効性スプレー」を吹き付けています。

ここの学園は警備がザルですよね？

デミトレーナーのハンガー（朝）

その先にはニカやチュチュ達がいました。

正論来ましたね！ミオリネのいう事が正しいです。チュチュは誰かれ構わず吠えて嚙みついているので、これはマズイですよね。

こんな状態でも、ニカ姉は大人の振る舞いです。

しかし、後ろでクスクス笑う、クソ・・・失礼、女学生２名は本当に目障りですよね？なぜこんなレベルの学生がいるのか？親は大企業の重役なのでしょうか？

再試験開始！

スレッタの再試験が始まりました。

ミオリネがまずはスポッターとして仕事をしますが、初めてなのに的確な指示を出します。

順調にミッションをクリアしていくスレッタでしたが、デミトレーナーのメインサイトが真っ黒に！

それを見ていた例の女学生２名が「イェーイ」を手を叩き合います（アホです、自白したようなもんです）。

それを見逃さないチュチュ！

ミオリネは冷静に機体トラブルによる試験の中断を申請しますが、却下されます。

事前点検も課題の一つだそうですが、不法侵入者を許した学園の管理システムこそ問題なのでは？

ミオリネは口頭でスレッタの行先を伝えますが、動きは格段に遅くなり時間切れで不合格になります。

しかし間一髪、ミオリネが「リトライ」を申請します（追試はリトライOK）。

その後も何度もリトライしますが、不合格になります。

でも徐々にタイムは縮まっていき、遂には武器換装のところまでたどり着きますが、時間切れ不合格に・・・。

あぜんとするスレッタ・・・。

泣き出すスレッタ、静かに待つチュチュ・・・

泣きながら言う通りにスタート地点へ戻るスレッタ・・・

それをあざ笑う、女学生２名！（ク〇スペーシアンめ！）

見ていたチュチュはヘルメットのバイザーを上げます。

「ホルダー様がみっともねえの」
「田舎もんは大人しく引っ込んでなって・・・」

と言い終わらない内にチュチュが近づいて来て・・・

右ストレートで一人目をノックダウン！

チュチュともう一人の女学生とグーでの殴り合いをしています。

二人の殴り合いを止めに入ったスレッタが女学生に殴られます。

間違って殴ったので驚く女学生ですが、そのスキをチュチュがすかさず

渾身の右ストレートパンチ！

で二人目もノックダウンします！

このストレートパンチから、チュチュは「令和のカミーユ」と言われてますけど・・・。

実習終えて・・・

この絶妙のタイミングでニカ姉がスレッタを地球寮に誘います。

ミオリネが何も言わないのが疑問ですがなぜでしょうか？

地球寮なら御三家じゃないから問題ないから
スレッタの為に女学生2名を殴り倒したから
気性が荒いのが似ているから
なんやかんやで一人で二役はしんどいから（できたけど）

などが考えられますが、異論しなかったので大丈夫でしょう。

チュチュも困惑しますが・・・

と振り返りながら言ったチュチュの顔は冷静になっていました・・・。

そして、エンディング曲「君よ　気高くあれ」（シユイ）へ・・・

次回予告：第5話「氷の瞳に映るのは」

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