「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の第4話は主にアスティカシア学園での実習試験とその妨害やチュチュの活躍?がメインの回でした。ミオリネの熱い指導も凄かったですね。気になったのが訓練内容で、なぜ地雷回避が実習内容なのでしょうか?
「みえない地雷」デミトレーナーの訓練内容が闇!
パイロット科の2年生のモビルスーツ実習のとして、メカニックとスポッターと協力して課題クリアを目指します。
パイロット:デミトレーナーの操縦
スポッター:地雷の場所や行動すべき方向を指示する
メカニック:デミトレーナーの武器換装
とパイロットの力量だけでなく、他の2名との連携が大事です。
- スタート地点から地雷を回避して武器換装の場所まで行く必要があります。
- 武器換装の場所で通常マニピュレーターを銃火器に換装します。
- 射撃場所から標的を撃ちます。
これらを制限時間内に終了させることが実習の課題です。
この課題により学生の、
モビルスーツ操縦技術
スポッターとの連携
メカニックとの連携
モビルスーツの射撃能力
など、モビルスーツのパイロットとして実戦で必要な能力を検定することができます。
スレッタは最初一人で実習に挑み、そして、いきなり不合格になっていました(これは指導教官の落ち度では無いのか?)
なぜ地雷回避を訓練?
実習課題の中で一番注目を浴びたのが、タイトルもなった「地雷」の回避ですよね?
非常に緊迫感があり(爆発しないとはいえ)、訓練らしい描写がされていました。
最初見た時は、特に違和感を感じなかったのですが何度か見ているうちにある疑問が浮かんできたのです。
なぜ、地雷回避訓練が必須なのか?
と。
いや、だって実戦なら地雷を回避するのは当たり前でしょ。ガンダムの世界ならよくある話じゃん!
と思いますよね?
その通りです。地雷回避はガンダムの世界なら、当然必要なパイロット技術です。
もし、戦場に地面があれば!
ということです。
アスティカシア高等専門学園は、ベネリットグループが経営する地球圏、つまりは宇宙空間のフロントにある学校です。
主戦場は宇宙空間なので、「空間認識能力」(空中でどちらが上か下かを瞬時に判断する能力)を鍛える必要があります。
そして、宇宙なので地面はありません。
宇宙戦闘を想定するのであれば、「地雷」ではなく、「宇宙機雷」の回避を優先しないといけませんよね?
では、スペーシアンの学生が
なぜ、地面がある戦闘を想定した訓練をしているのか?
と不思議に思うのも納得頂けたかと思います。
あらすじ推測(ネタバレ)地球侵攻作戦の準備か?
なぜ、スペーシアンの学生が地面のある戦場を想定した訓練をしているのか?
それは、
近い将来、地面のある戦場でモビルスーツを運用する必要
があるからです。
地球侵攻作戦の準備か?
A.S.の世界において、地面のある戦場とはどこでしょうか?
フロントにも地面はありますが、
という構造なので地雷を仕掛けることはありえません。
となれば・・・
今、何かと関係が悪化している「地球」でしょうね。
しかし、第4話のニュースでも流れていたように、アーシアンの抗議運動も起こっています。
そして、これが今後の紛争の火種になる可能性が高いです。
またモビルスーツ市場のマーケットシェアもライバル企業との競争も激しいです。
こういった事態を踏まえてベネリットグループが考えている作戦は・・・
地球侵攻作戦
だと推測されます。
といっても、デリング・レンブラン議長が艦隊を指揮して地球降下作戦をするわけではありません。
あくまで、地球での紛争に手を焼いている地球にいる鎮圧部隊に対して、経済的な侵攻をするのです。
つまり、地球にいる鎮圧部隊へ「新商品」を売り込む計画です。
新型モビルスーツとそれを運用できるパイロットを付けて
パッケージ商品として売ることで売上を伸ばすことを模索しているのではないでしょうか?
しかも、パイロットはベネリットグループ経営の学園で鍛え上げた兵士です。
地上戦も想定した地雷回避訓練もしています。
第1話から最新話までの総まとめはこちら。