「機動戦士ガンダム 水星の魔女」は第1部、そして第2部をもって終了したので続編は無いと思われます。しかし、ラストの第24話「目一杯の祝福を君に」で次に繋がる可能性のある伏線がいくつかありましたので、第3部や映画版の可能性を検証したいと思います。
この記事ではガンダムヲタ歴44年が(ガンダムと共に歩んだ人生)・・・
- ラストの次に繋がる伏線を考察
- 第3部や映画など続編の可能性を検証
といった内容をお届けします。
第1話から最新話までの総まとめはこちら。
ラストの次に繋がる伏線を考察!
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」はキレイな感じでほとんどの伏線が回収され、大団円を迎えた数少ないガンダム作品と言っても過言ではないでしょう。
しかし、いくつかの伏線が次に繋がる為に残されているのではと思われます。
ガンダムはすべて消滅・・・では無く、ウルやソーンが残っている
地球搾取の構造が解決・・・されずに、スペーシアンの搾取が続いている
古い経営陣は退社し隠居・・・とならず、集まって再結成をしている
スレッタは家族と対話し解決・・・一方、ミオリネはデリングと腹を割って話していない
ラストが水星の魔女は終わりと明言・・・その意味とは?
それでは一つずつ考察していきたいと思います。
ガンダムはすべて消滅・・・では無く、ウルやソーンが残っている
ガンダム4機が消滅したことで、
ガンダムの呪い
から解き放たれたと言われていますよね。
しかし、そんな簡単に呪いは解けないのです(44年掛かっているので)。
みなさまがお気づきのように、
ガンダムルブリスウル(起動可能な状態)
ガンダムルブリスソーン(コックピットのみ損壊、修理可能)
がフロント管理局で保管されたままになっていますよね。
この2体のモビルスーツは、ガンダムエアリアルの原型となったガンダムルブリスから派生した正真正銘のガンダムです。
当然、この2体を狙った勢力が登場するはずです。
地球搾取の構造が解決・・・されずに、スペーシアンの搾取が続いている
ベネリットグループは資産をアーシアンに分配することで、
地球と宇宙の経済格差
をなるべく小さくしようとしました。
ところが、これ実際の歴史でも
経済大国が未発展国を搾取する手段
としても有名ですよね。
アドステラの世界では、地球は荒廃しきっていて自家生産が事実上できない状態です。
また、開拓や瓦礫撤去の為の工作機械(モビルスーツやモビルワーカーなど)も十分に無く、あっても旧式です。
となると、地球が経済復興する為には、
ベネリットグループから与えられた資産でスペーシアンから様々な物を購入
する必要性があります。
そうなると、地球側に移った資産は結局その多くが宇宙側に戻っていくという・・・
復興シェアリング
という形になってしまいます。
せっかく、戦争シェアリングを断ち切ったはずが、形を変えて残ってくるので、引き続き・・・
宇宙と地球の対立は継続
ということになりますよね?
つまり、この対立を終わらせる為の別物語が必要となります。
古い経営陣は退社し隠居・・・とならず、集まって再結成をしている
ベネリットグループの旧経営陣であった、デリングやサリウスといった面々がエピローグの際に一瞬だけ映ったニュースで登場していました。
このニュースのテロップですが、
Public hearing into former BENERIT management resume this year
With surviving families of QuinHarbor and QuietZERO victims
still outraged these matters will carry over into next round
と表示されていました。
これをざっくりと訳しますと・・・
元ベネリット(グループ)経営陣に対しての公聴会が今年再開します
クインハーバーとクワイエットゼロの被害者の遺族は依然として怒りに満ちており、これらの問題は次のラウンドに持ち越されることでしょう
元々、頭の切れる優秀な経営者なので、何かしでかすはずです。
例えば・・・
復興シェアリングを無くすこと
宇宙議会連合の解体をもくろむ
宇宙議会連合とオックスアース社への対応
など、大人としてより大きな問題に立ち向かっていくのではないでしょうか?
スレッタは家族と対話し解決・・・一方、ミオリネはデリングと腹を割って話していない
スレッタの家族は激しくぶつかり、対話し一応仲良くなりましたよね。
一方、ミオリネの方はデリングと対して対話していませんでした(まあ、デリングが長い間、昏睡状態だったので仕方ないですが)。
また、デリングの妻であり、ミオリネの母親であるノートレットについても詳しい情報が公表されていません。
どんな顔だったのか?(まあ美人でしょうが)
なぜ亡くなったのか?
プロスペラとの関係は?
といった疑問が残ったままですよね。
ラストが水星の魔女は終わりと明言・・・その意味とは?
第24話の最後ですが、テロップで・・・
This is where the story concludes…
“the Witch from Mercury”
と表示されていて、要は
ここで、「水星の魔女」の物語は終わった・・・
ということになります。
奇妙な言い回しと感じた方もいるのではないでしょうか?
ガンダムシリーズで、印象的なのは最後・・・
Fin(フランス語で終わり)
とサクッと、終わりですと表現することが多いですよね。
わざわざ、「水星の魔女」の物語は終わったと、あえて限定しているように感じます。
これはつまり・・・
「水星の魔女」= スレッタの物語は終わった → 他のキャラの物語は終わっていない
と捉えることもできますよね。
つまり、
他のキャラ視点の物語は続く
ということではないでしょうか!
第3部や映画版がある可能性を検証!
今まで伏線を紹介しましたが、そのどれもが
続編の可能性
を示していましたよね。
現実的な状況
そして、大人の事情的な状況を考えると・・・
水星の魔女はトレンドを席巻するほど話題になった
プラモデルの販売も素晴らしい
関連グッズも好評
グエルがドラマに登場するなど一般認知も高い
ガンダムが熱い
といった現在の状況を考えると、大人たちが考えるのは・・・
というビジネス的な結論です。
更には・・・
とも考えるでしょう。
であれば、続編を作らない方がデメリットが高いので、結論としては
続編を作らざるを得ない!
となりますよね。
では、続編はどういった形になるのか?
主人公は変わる!
まず間違いなく、主人公は変わります。
というのも、スレッタの物語は終わったと言ってますので。
では誰が主人公になるのか?
可能性としては・・・
ミオリネ(より主体に)
デリング
グエル
スレミオの子供
の誰かになるのではないでしょうか?
最後のスレミオの子供とは、まあ半分妄想です。
第3部?映画?
続編として、1クールを使って第3部にするのか、それとも映画化にするのか、気になるところですよね?
可能性としては・・・
映画化
ではないでしょうか?
映画で前述した伏線を回収すると思われます。
第3部は現時点では可能性は低そうですが、映画が大ヒットして、アドステラの世界が宇宙世紀のように長く続くことになれば・・・
機動戦士ガンダム 水星の魔女ZZ
とかあるかもしれませんよね。