「機動戦士ガンダム 水星の魔女」第7話でミオリネはデリングに頭を下げ信用を借りたことで「株式会社ガンダム」の設立に成功しましたよね。しかし、「全ガンダムを否定」していたデリングがなぜアッサリと認めたのでしょうか?
デリングが「株式会社ガンダム」の設立を認めたのはミオリネの為?
プロローグで「ヴァナディース機関」を壊滅さえる計画を立案・実行したのが、デリング・レンブランだった為、
のように捉えられてきました。
そして、第2話での「審問会」での印象が悪かった為、ミオリネにも
ダブスタクソ親父
と暴言を吐かれる程、嫌われていました。
こういった前提条件が揃っていた為、
というのが多くの視聴者の意見だったかと思います。
ただ、年配のガンダムファンの中には(特に男性)、
という声もあり、
と思われていました。
そして、仕事に厳しい男性は、子供に対して
と言い放つものです。
ミオリネはそれに対して、
という子供がすべき行動を取ったので、デリングは
となったのは不思議ではありません。
それよりも、「全ガンダム否定」のデリングが「株式会社ガンダム」の設立を認めた点こそが不思議ですよね?
デリングが「株式会社ガンダム」の設立を認めたのは亡き妻の為?
では、デリングはなぜ「株式会社ガンダム」の設立を認めたのでしょうか?
重要なポイントは・・・
という企業理念が入っていたことが第一の理由でしょう。
元々、デリングが「ヴァナディース機関」の殲滅、並びに「全ガンダム否定」をした根拠は・・・
という生命倫理を無視したものだったからです。
そして、デリングが「ヴァナディース機関」を殲滅すると決めた理由は、
「ヴァナディース機関」が「オックス・アース社」に買収されモビルスーツ開発部門に成り下がった
からです。
つまり、デリングは・・・
GUND技術は認めていた
と推測できますよね?
この根拠としてはベネリットグループの御三家の一つペイル社のCEO4名が
ことからも、GUND自体は否定していません。
そして、第7話でミオリネの母親らしき人の葬式がありましたが、悲しんだのはデリングも同じだったに違いありません。
デリングの内心は・・・
GUND技術があれば妻の命は助かったのに・・・
という思いがあります。
なので、デリングとしては
株式会社ガンダムがGUND技術を安全運用
するのであれば、結果として
に繋がり、デリングも妻への手向けとなると考えているのではないでしょう。
デリングとプロスペラの願いは一つ?
物語当初は、プロスペラの復讐はデリングの抹殺と考えられていました。
しかし、「株式会社ガンダム」の設立を促したプロスペラと、それを認めたデリングは同じ目的があるといえます。
プロスペラ:ガンダムを普及させ全MSがガンダムになれば停止させる。そしてGUNDだけが残る
デリング:ガンダムは否定しているが、GUNDは普及して欲しい
と言う風に、二人とも
と考えているのではないでしょうか?
そして、プロスペラ(エルノラ)はガンダムのテストパイロット、デリングは歴戦のモビルスーツパイロット、と言う風に二人の共通点もあります。
結論:第1クールの最終回は?
そして、結論ですが、プロスペラとデリングの思いも詰まった「株式会社ガンダム」によって、
世界はガンダムで統一
されることでしょう。
ここまでは予定通りですが、その後のシナリオである、
ガンダムをブラックボックスに仕組んだ装置で停止
という計画を邪魔する勢力が出てくることでしょう。
それが・・・
ネオ・ベネリットグループ(御三家が中心となった「ガンダム存続派」)
と推測されます。
第2クールはこのネオ・ベネリットグループとアスティカシア学園の主要メンバーとの戦いになるのではないでしょうか?
第1話から最新話までの総まとめはこちら。