「機動戦士ガンダム 水星の魔女」裏のウラまで見たくないかい?

デリングがガンダム全否定の真の理由は妻のトマト品種改良?娘ミオリネとの確執あらすじネタバレ

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「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の現時点での悪役(強大な敵)であるデリング・レンブラン統括代表監査組織カテドラル)のガンダム全否定の本当の理由を考察します。娘ミオリネとの確執や今後の展開も予測!

目次

デリング・レンブランとは?

デリング・レンブラン(CV:内田直哉)は「機動戦士ガンダム 水星の魔女」では、非常に重要なラスボス的なポジションで存在しています。

彼が登場したのは、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」PROLOGUE編からで、物語を動かした悪役として描かれています。

A.S.(アド・ステラ)110

A.S.110では、デリング・レンブランは「グラスレー・ディフェンス・システムズ社」の幹部でした。

同社のCEOサリウス直属の部下でありながら、軍人上がりの為か「ただならぬ野心」を持っていてそれを実行に移します・・・。

「機動戦士ガンダム 水星の魔女」PROLOGUEでの彼の演説ですが・・・

私はこれまであまたの戦場を経験し一つの結論を得ました。
兵器とは人を殺すためだけに存在するべきだと!
一点の言い訳もなく純粋に殺すための道具を手にすることで人は罪を背負うのです・・・

デリング・レンブランは、かつて「ドローン戦争」が行われていたA.S.(アド・ステラ)の時代において、軍人として多くの戦場を経験したことが、このような意見の基になっています。

しかし、ヴァナディースとオックス・アースのモビルスーツは違う!
相手の命だけでなく乗り手の命すら奪う!
これは道具ではなくもはや「呪い」です!

ここで、GUDNフォーマット」を使用した「GUND-ARM」(ガンダム)の、実験失敗のことをもってきて、「呪い」であると吐き捨てます。

命を奪った罰は機械ではなく人によって科されなければならない
人と人が命を奪い合うことこそ、戦争という愚かしい行為における最低限の作法であるべきです。
自ら引き金を引き奪った命の尊さと贖いきれない罪を背負う
戦争とは・・・、人殺しとはそうでなければならない。

これは正論ですね。「ドローン戦争」や劇中では触れられていませんが、「ボタン一つで決着する戦争」などを全否定する考え方で、トレーズ閣下(ガンダムW)も賛同されることでしょう。

しかし、この正論を持ってくきて、次の結論へ結びつけることに違和感を感じますよね。

そして、我らカテドラルは全てのガンダムを否定します!

「GUNDフォーマット」は元々、厳しい環境での生存や、義手・義足として人間の生命を助ける存在でした。

それをモビルスーツ転用へもっていったのは、ヴァナディース機関(水星)の発想ではなく、アーシアンの「オックス・アース」社ですよね。

アーシアンが自分たちスペーシアンのMSを凌駕するMSを手にすることを恐れての襲撃・・・、わからないでもないです。

ただ、スペーシアンは既に「GUNDフォーマット」の無効化装置を完成させており、また、ガンダムを奪取するという(ガンダムシリーズ定番)の方法もあったはずです。

しかし、下された決断は「研究自体無かったことにする」という完全破壊でした。

なぜでしょうか?

A.S.(アド・ステラ)122

ベネリットグループ総裁であり、監査組織カテドラルの統括代表を務めるまでに権力を掌握している。

性格は以前にも増して、厳格・冷徹な姿勢で、数多くの傘下企業を統率しています。

自分の娘であるミオリネに対しても、父親の愛情など全く見せずに非情に厳しい態度をとっています。

一体何があったのでしょうか?

ガンダム全否定の真の理由は妻のトマト品種改良?

前述したように、スペーシアンがアーシアンに対しての優位性を保ちたいのであれば、

ガンダム奪取計画

を立案するのが一番手っ取り早いですよね(ガンダム、ガンダムMk-Ⅱ、アレックス、SEED、SEED Destiny、などなど)。

しかし、「GUNDフォーマット」のような人体改造が存在すること自体、許容できない理由があったと推測されます。

それは、ガンダムでは「ニュータイプ」に対抗する為に、「強化人間」が作られたような事態が起こったのではないでしょうか?

水星とアーシアンが「GUNDフォーマット」を作るのなら、スペーシアンは「バイオ工学」で人体改造をした戦士を作るという結論に至った可能性があります。

A.S.(アド・ステラ)の環境は非常に厳しいようです。

地球は経済的に困窮し、フロントと呼ばれる施設も「スペースコロニー」に比べるとかなり生産性が落ちるようです。

故に、トマト栽培一つをとっても高度な「品種改良」が求められています。

その高度な「品種改良」はつまり、バイオ工学へと結びついていくわけです。

デリング・レンブランの妻は、娘のミオリネ・レンブラン曰く、

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「トマトの品種改良」

を行っていたそうです。

こんな過酷な環境であれほど美味しいトマトの品種改良を成功させるとは、かなり優秀な科学者となりますよね。

つまり、レンブラン夫人は

「バイオ工学」の権威的な博士

だったと推測されます。

その「トマト栽培」純粋に願っていた研究成果は、「GUNDフォーマット」の存在に怯えたスペーシアンによって

「軍事転用」

を求めらたことでしょう。

結果、「バイオ工学」で人体改造をされた兵士は見るも無残な結果に・・・。

歴戦の兵士であったデリング・レンブランにとって、

戦場ではなく実験体として命を散らしいく部下たち・・・
「バイオ工学」の転用を拒絶した妻との死別・・・

この悲しい出来事により、デリング・レンブランは悲劇の元凶となった「GUNDフォーマット」並びに「ガンダム」の殲滅へと至ったのです・・・。

娘ミオリネとの確執の行方・・・

デリング・レンブランにとって妻は最愛の存在だったことでしょう。

しかし、妻の研究成果である「トマトの品種改良」(バイオ工学)は憎悪の対象でしかありません。

そのトマトに執着する娘・ミオリネに対しては複雑な感情を抱いていることでしょう。

といえ、妻の面影がある娘は可愛いはずです。

では、なぜ、ミオリネを決闘のトロフィーにしたのでしょうか?

理由は・・・

決闘の勝者は娘を守ってくれるから

という男親の身勝手な発想でしょう。

デリング・レンブランは自分のしている数々の所業から、

いつ自分が無きものにされるかもしれない

と感じていることでしょう。

それでも、己の信念の為には命も惜しくないはずです。

では、自分がいなくなった後、誰が娘を守るのか?

それを託す相手を「決闘の勝者」、つまりはこの世で一番強いものに託すことで

娘の安全な生活

を保証しようと考えています。

これこそが、親が押し付けた「誰かが決めたストーリー」(引用元:「祝福」)となるわけです。

父は娘を思えばこそ、しかし、娘にとったらありがた迷惑な話です。

ミオリネはこの父が敷いたレールから出ようともがいています(地球への無謀な脱走もそれ)。

しかし、自分一人の力ではどうにもならないところへ現れたのが、スレッタ・マーキュリーでした。

彼女の存在が、ミオリネの未来を切り開く力に、そしてデリング・レンブランの呪縛の鎖をも断ち切ると予測されます。

第1話から最新話までの総まとめはこちら。

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