遂に放送された「機動戦士ガンダム 水星の魔女」ですが、第1話から大きな話題です。特に「百合」がワードで出てきファンも騒然!ただヲタ歴43年にしてみれば「ガンダムなら色々あるよ!」(同性ラブやショタ・ロり・マザコンとか)と言えます。ユリコーン(百合婚)ガンダム出撃!
しかし、過去、ガンダムの第1話はいつも「ハラハラ」でした。それは「期待ではなく」、「大丈夫?人気出る?」の方です。ファーストは別枠にしても、ZやZZ、Vガンダムとかは「大丈夫、うちの子(新作ガンダム)」と不安でした。当時は、ガンダムに市民権がそれほど無かったので。
ただ、今回は「おっ、いけるんちゃう?」という安心感がありました。それはある意味「ガンダムらしさ」と「ガンダムらしくない」が上手く混じっていたからではないでしょうか?
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」プロローグ(第1話より十数年前)についてはこちらの記事よりご参照ください。
第1話「魔女と花嫁」:冒頭「THE WITCH FROM MERCURY」
スレッタ・マーキュリーは自身の愛機であるガンダム・エアリアルの操縦席に座りながら・・・
(ちなみにガンダムは通称で正式名称は「GUND‐ARM」という)
「(アスティカシア高等専門学園)編入手続き良し、制服良し、校則良し、コクピットのレギュレーション良し」
「大丈夫、(ガンダム)エアリアルの申請もしてあるよっ」
と自分自身に言い聞かせるように話しています(ガンダムっぽい、というかロボットアニメの主人公は独り言多い)。
富野由悠季監督(原作者)が独特の言い回しが好きで、それを見て育ったガンダム好きは多かれ少なかれ影響を受けます。
「水星の魔女」の脚本・シリーズ構成の大河内一楼さんや監督の小林寛さんも、当然(勝手に決めたますが)ガンダムヲタです。特に、大河内一楼さんは54歳ですので、ファーストガンダムもリアルタイム派でしょう。
フロント73区、アスティカシア高等専門学園、到着五分前です(アナウンス)
ZやZZで出てきた、小惑星アクシズやモウサのようなものですね。
スレッタ・マーキュリーはどの企業の推薦状を得たのか?(或いは、偽造か?)
「アスティカシア高等専門学園」は小惑星をくり抜いた宇宙施設(アクシズやモウサ)で、中央の入港ゲートと4つの巨大設備があります(アクシズは核パルスエンジンで自律航行可能)。
入港を控える時、スレッタ・マーキュリーは漂流者を発見(ニュータイプレベルの視力!)し、ガンダム・エアリアルを水星から乗ってきた船より緊急発進させます。
船員も正直なところ、静かにしてて欲しいと思ったでしょうが、仕方がないので発艦許可を出します(ガンダム定番の展開)。
漂流者はMSの接近を警告音で知り、ジタバタと暴れます。
それを見た、スレッタ・マーキュリーは、
「酸素切れ? 今すぐ助けます!」
と急いで駆けつけて、ガンダム・エアリアルのマニピュレーター(人でいう手)でそっと掴みます(ぐっと掴むと大変なので)。
正に「ボーイ・ミーツ・ガール」(ガンダムXとか)展開かと思いきや、救助した漂流者にいきなり・・・
強烈な頭突き
を食らいました。そして怒鳴られます・・・
「邪魔しないでよ!もう少しで脱出できたのにアンタのせいで台無し!責任! 取ってよね!」
脱出しようとしていた人を漂流者と間違えて救出し、怒られるパターン・・・、まあ、ガンダムらしいですよ。
(実際、宇宙を漂って脱出することは不可能)
まあ、恋愛マンガならありがちな「勘違いから始まるラブストーリー」っぽくていいですよね!
ただ、この漂流者は「ミオリネ・レンブラン」という名の、少女でした!えっ、
ガール・ミーツ・ガール?
という出会いに、まさか・・・
百合(女性同士の恋愛)
とザワザワし始めた冒頭でした。
ガンダムはかつて・・・
人の彼女に惚れる(アムロがララァに)
マザコン(シャア?)
ロリコン(シャア?)
ショタコン(ハマーン様がジュドーに?、ルペ・シノがウッソに)
同性愛(グエン様がロランに・・・)
シングルマザー(Vガンダムのマリア)
などなど、あくまで一例ですが時代を反映した(?)、自由な恋愛を表現してきたのもガンダムの歴史です。
ただ、女性同士(百合)は初めてなので(のはず)、今回大盛り上がりですね!
第1話「魔女と花嫁」の前半パート
「アスティカシア高等専門学園」の様子
場面は、「アスティカシア高等専門学園」、スレッタ・マーキュリーの学園生活が始まります。
宇宙港から「アスティカシア高等専門学園」まではエレベーターで降下し、長い線路で繋がっています。
学園物と言えば、大河内一楼さんの代表作「コードギアス 反逆のルルーシュ」の「アッシュフォード学園」を思い出しますよね。なので、安心して見られます。
ちなみに学園内には至るところに「ハロ」がいます。
小型スクーターにハロ(制御)、案内板に接続するハロ、と最近のガンダムシリーズではお馴染みになりましたね(ファーストの時は正直・・・でしたが、SEEDの時には「アリかも」と思うようになりました)。
学園内は、パイロット科があるだけに、モビルスーツが自由に移動ができるよう設計されています(訓練用MS デミ・トレーナーが歩いています)。
「水星の魔女」の世界では、モビルスーツの操縦に欠かせないのが・・・
「生徒手帳」(スマホ型)
です。学園物らしいですが、機動新世紀ガンダムXの「Gコン(Gコントロール・ユニット)」みたいな鍵のような役割ですね。
これは、年末クリスマス商戦で、「商品化」して売り出すのではないでしょうか?
学園生徒との出会い
スレッタ・マーキュリーが最初に出会うのはニカ・ナナウラというメカニック科の2年生です。学園の案内役をしています。
そこへ3人組の女子(モブキャラ)が登場し、色々と質問(水星から来たのか?何科か?何で編入したのか?)など、水星から来たこと自体がやはり珍しいようです(「木星帰り」ぐらいレアなのかも)。
そして、「古いヘアバンド」に注目されると、スレッタ・マーキュリーは編入した理由と同様、
母に言われたから付けている
ようです。曰く付きの「ヘアバンド」ですね・・・(脳電磁波発生装置とか?能力制御装置とか?)
すると、前述した漂流者、ミオリネ・レンブランが登場します。
脱出を結果的には邪魔したので、スレッタ・マーキュリーは
「責任!取ります!」
と学園の先生や生徒の前で叫び、笑われます(いや、脱出手伝い宣言は退学ですよ・・・)。
それを聞いた、フェルシー・ロロ(パイロット)とペトラ・イッタ(メカニック)は、ミオリネ・レンブランが
地球に逃げたがっている
ことを茶化します。
学園内決闘!
そんな会話を割って入るかのような警報が鳴り響きます。
「実習中失礼する! これは決闘委員会が了承した正式な決闘である」
というアナウンスと共に、
「ディランザ(グエル専用機)」(重装甲だがホバー機能付きで機動力も高い)
「カペル・クゥ」
の2機のモビルスーツが乱入してきました。
結果は、ディランザ(グエル専用機)の圧勝で終わりました。
ディランザ(グエル専用機)のパイロットはグエル・ジェタークはミオリネ・レンブランに自分のスゴさを見せつけようとします。というのも・・・
ミオリネ・レンブランにフラれ、「花嫁に逃げられた男」という称号を得た
という私情が絡んでいます。
パイロットとしての腕は良さそうなのですが、「決闘の代償」が相手に・・・
みたいな器の小さい賭けをしています。
しかも自分のスゴさを見せつけようとしてMSを観衆の方へ対戦相手と共に突撃させます。
ミオリネ・レンブランを脅かす魂胆(セコイ)ですが、巻き込まれたのはスレッタ・マーキュリーの方でした。
危機一髪、彼女を救ったのはミオリネ・レンブラン!(頭にきてるけどほっとけないアイツみたいな)
これでは、ミオリネ・レンブランに逃げられますよ。
ただ、キャラとしては「ダブルオーのパトリック・コーラサワー」を彷彿させますね。
第1話「魔女と花嫁」の後半パート
学園は決闘がすべて!
スレッタ・マーキュリーとミオリネ・レンブランは、学園内のコテージのような場所へ移動します。
さっきの決闘で助けてくれたことにお礼を言いつつ、
グエル・ジェタークはあなたの婚約者?
の意味的なことを質問します。
それに対して、ミオリネ・レンブランは否定します(本人は認めていない)。そして・・・
決闘よ!
この学園ではね、生徒同士が大切なものを賭けて決闘するの!
お金、権利、謝罪、結婚相手!
と言い放ちます。
つまり、この学園では「ガンダムファイト」じゃなくて、「MSファイト」ですべてを決めるという実戦重視の学園方針ということですね。
まあ、家柄でもなく、成績でもなく、「力こそがすべて!」(ティターンズ思想)という、まあ、ある意味ガンダムの世界と言えばそうですが、学生同士が学園内で決闘って、外で戦争は起こっていないのですね?
ベネリットグループ
場面は変わって、MS大企業「ベネリットグループ」の本社がある「フロント」内でグループ会議が開かれていた。
出席メンバーは・・・
「ベネリットグループ」の総裁はデリング・レンブラン(ミオリネ・レンブランの父親)で、彼はMS監査組織「カテドラル」の代表も兼任しています。
事実上の独裁者のようなポジションですね(・・・消されるね、遅かれ早かれ、それがガンダム世界の運命)。
そして、今期の売上トップ3として・・・
「ジェターク・ヘビー・マシーナリー」:グエンの父親がCEO、量産機は重MSディランザ
「ペイルテクノロジーズ」:4名のCEOによる合議制の企業、エラン・ケレス所属、量産機はザウォート(単独飛行可)
「グラスレー・ディフェンズ・システムズ」:シャディク決闘委員長の実家、量産機はハインドリー、ベギルベウも所属
の3社の名前を読み上げます。
デリング・レンブランが、娘ミオリネ・レンブランからの報告に対して放った発言が・・・
(娘になんぞ)会ってどうする? 私につまらん時間を使わせるな!
と(大物)ぶってますが・・・、これ「死亡フラグ」ですよね?
トマトとお嬢と母と・・・
温室に入ろうとするスレッタ・マーキュリーを制するミオリネ・レンブラン。
実は、スレッタ・マーキュリーは実物のトマトを見たことが無かった・・・。
新鮮な野菜は水星のような過酷な環境では栽培することもできないので当然と言えば当然ですが。
その時、空を割く音が・・・
・・・思わずミオリネ・レンブランはトマトをあげるのでした(ほっこり)。
トマトを食べて感動している様子のスレッタ・マーキュリー!「美味しい」と言ったところ・・・
ミオリネ・レンブランが「どれでも美味しいわけじゃない」、そのトマトは・・・
「お母さんが作ったの」
「品種に決まっているでしょ!」
まあ、お嬢様らしい物言いですね(ガンダムでは普通)。
現時点では、地球は経済的に困窮しているようですし、フロント(小惑星を改造)のようなスペースコロニーよりも劣る環境での生活ですから・・・
というのは死活問題なのでしょう。それに携わっていたということは、お母さんもバイオ関連の研究者(SEEDのデュランダル議長のような)だったのかもしれません。
このお嬢様の発言に対して、スレッタ・マーキュリーは自分も似たような境遇だと言います。
「お母さんが、水星を、豊かな星にする為、勉強してきなさいって・・・」
これで二人の距離は縮まる・・・と思いきや、
「・・・そう、あなたのお母さんは生きてるのね」
と返されます。つまり、ミオリネ・レンブランのお母さんは故人だったのです。
ただ二人に共通していることは、良くも悪くも「母親の呪縛」があるということですね。それが、「想い」だろうが、「呪い」だろうが・・・。
それでも、ミオリネは親切にスレッタの「生徒手帳」に学園マップを入れる(インストール)してくれようとします。
ミオリネがスレッタの「生徒手帳」を預かったところ、お邪魔虫が登場します。
そう、自称婚約者のグエル・ジェタークが温室に入ってきました。
スレッタの「生徒手帳」がミオリネの手の中にある状態で・・・(これが伏線に)。
グエル再登場!悪役街道まっしぐら?
トマト栽培をするミオリネを侮蔑する、グエルが放った言葉が・・・
また土いじりか?地球の真似事をして…、何が楽しいんだか?
「また」ってことは知っているんですよ、ミオリネがトマト栽培好きなこと。
惚れさせたいなら、理解し、褒めて、手伝わないと、ダメですよ(恋愛の基本中の基本)。
彼は、家柄とかでモテる(表向き)でしょうが、ダメなタイプですね。典型的な悪役です。
ちなみに「地球の真似事・・・」は差別的な意味合いが含まれています。この世界では、
「スペーシアン」(宇宙居住者のことで、スペースノイドみたいなもの)
「アーシアン」(地球居住者のことで、アースノイドみたいなもの)
ただ、宇宙世紀とは違い立場は逆で、「アーシアン」の方が経済的に劣る側になっています。
ここから、グエンのムチャな発言とそれに対するミオリネとのいざこざが始まります。
グエンの実家が所有する「ジェターク寮」に住めと命令されたのに対して、拒否するミオリネ。それに対して・・・
グエル「お前の父親が決めたルールだぞ?」
ミオリネ「親が決めたら絶対?あんたはパパの言いなりだもんね!」
と「ガツン」と決めました。いや、ファザコン野郎と言ったみたいなものなので、グエルはブチ切れ・・・
大事な温室をメチャクチャに荒らします(ジャイアンかおまえは、器小さい・・・)。
グエンと一緒に来ていた、義弟のラウダ・ニールは静観し、兄を止めたければ自分でやりなと突き放すクールさ。
そしてグエルの暴言が炸裂します・・・
・・・俺は少し優しすぎたようだ
未来の夫としてこれからは厳しくしていく
お前は大人しく俺のモノになれば良いんだよ!
昭和初期か?アウトな発言ですよ、これは。親の教育が失敗なのか、或いは、貴族主義(コスモバビロニアか?)でも掲げているのか、よくこんな発想になりますよね。
ここで、「トマトを貰ったタヌキの恩返し」じゃないけれど、スレッタが「ガツン」とグレンの
ケツ(尻)を引っ叩く
という方法で止めに入りました。
これはもしかしたら昨今の放送倫理に配慮したのかもしれません。
子供が真似するから危ないことはテレビで流せないという状況ですので、「ケツを叩く」という行為なら真似しても大丈夫と。
ちなみに余談ですが、昔は子供への「教育的指導」は「頭へのげんこつ」でしたが、顔や頭を叩くとケガの恐れがある為、ケツを叩くというのが流行りました(その後、体罰禁止で無くなりましたが)。
スレッタ VS グエル(生身編)
グエルに対して実力行使で止めに入ったスレッタ。
グエルは、俺様は誰だか知っているのか?と威嚇しますが・・・スレッタは、
えーと、横恋慕さん?
と男が言われて傷つく言葉ベスト10ぐらいの返しをします(グエルの取り巻き二人も思わず吹き出す)。
ここでもグエルは、
チッ、俺はなー!
ベネリットグループ御三家の御曹司で!
決闘委員会の筆頭で!
現在のホルダーだ!
そして、「ホルダー」の意味を知らないスレッタに対して、
決闘で選ばれた学園ナンバーワンのパイロットだ!
と律儀に説明します。
う~ん、小物じゃないんだから・・・。もっとスカッとした言い方があるでしょうに。
ただ、このセリフ回しも「ガンダム世界らしい」ので、いいですよ(負けフラグ)。
しかし、スレッタはそんなことはどうでもいいので、
ミオリネに謝ってください
と言ったことが引き金になり、遂に「決闘」への流れに!賭けは
スレッタ勝利「グエルがミオリネに謝る」
グエル勝利「スレッタ退学」
という学園決闘にありがちな、不公平な条件で折り合いがつきました。
暗躍する計画
ヴィム・ジェタークがグループ代表のデリングを亡き者にしようと爆弾による暗殺を計画します。
現在、息子のグエルがミオリネの婚約者になっているので(決闘の結果)、デリング代表が「決闘」を白紙にする前にさっさと亡き者にしようという考えです。
まあ、息子が「決闘」で負けることは想定していないのでしょう。
グエル、行きま~す
グエルが愛機ディランザで決闘へ向かう為、出撃します。
ジェターク寮のオペレーター係「パーメット・リンク良好!」
そしてMS発進の時は、名乗りを上げるのがガンダムですよね。
KP001、グエル・ジェターク、ディランザ、出るぞ!
ここは流石、グエルも最強のMS乗りらしく、ビシッと決めます。
ちなみに、KP001ですが、これは学籍番号のことです。
なので、
K=3年生
P=パイロット科
001=一番上
となりますね。
ちなみに、スレッタの学籍番号は「LP041」です。
L=2年生
P=パイロット科
041=低い感じ?(学生数にもよるが)
「第13戦術試験区域」に登場したMSが2機(このMSの動きはナイトメアフレームのような滑らかさがありましたね)。
決闘に向けて
学園内の決闘は・・・
双方の合意の下、執り行われる
相手MSのブレードアンテナ(角)を折ったら勝利
決闘前は「両者、交顔」(モニター越しに相手を見る)
といったルールがあります。
そして、グエルがモニター越しに見た顔は・・・
ミオリネ VS グエル?
なんと、ガンダム・エアリアルのコックピットにはスレッタではなく、ミオリネが座っていました。
これもガンダムあるあるの、別のパイロットが乗っちゃうというパターンですが、第1話から入れてくるとは・・・。
もちろん、スレッタもビックリしてますが、さっき「生徒手帳」(起動キー)を貸したままで返してもらっていないことに気づきます。
「生徒手帳」無しではどうにもならない・・・。
そんな時、ニカが自分の「生徒手帳」を貸してくれます(機転が利くね、この娘)。
ミオリネが勝手にガンダム・エアリアルに乗った理由は、自分自身で決闘をする為。
なんだってみんな勝手に決めるの!これは私のケンカよ!
まあ、気持ちは分かりますがね。現実はそんなに甘くない。
生意気な女だ!いいさ、お前じゃ俺には勝てないって、わからせてやる!
とグエルが叫ぶのも納得ですね。
決闘委員会はフレキシブルに「決闘相手の変更」手続きをしてくれました。
決闘の誓い!
グエル「勝敗はMSの性能のみで決まらず」
ミオリネ「操縦者の技のみで決まらず」
グエル・ミオリネ「ただ、結果のみが真実!」
いい文言ですね。他のガンダム作品の勘違いパイロット達にも聞かせてあげたい。
ちなみに、決闘は実弾を使います。
ミオリネは武器が分からず慌てますが、パネルでビームライフルの装備ができました(マニュアル本ではないのですね)。
しかし、ビームライフルを放った反動で転倒します。そりゃあ、素人ですもの。
グエルも流石に「素人にMSが扱えるかよ!」と叫びますが、全く持ってその通り。
そして、グエルが
身の程を知れ! お前はただのトロフィーなんだよ
とミオリネを諫めるキツイ言葉をいいます(そうなんだけど、それを言ったら一生好かれないぜ)。
絶体絶命のピンチに、ニカの「生徒手帳」でバイクを運転するスレッタが駆けつけます。
これも、ガンダムらしい、パイロット途中交代ですね。
スレッタとミオリネの痴話げんか・・・
スレッタはハッチを強制開放し、コックピットに乗り込みます。
そして、ミオリネに対していきなり「頭突き」をかまします。
宇宙で漂流して助けた時にされたのとは逆に。
スレッタ「エアリアル! 返して下さい!私のです!」
ミオリネ「あんたには関係ないって言ったでしょ!」
スレッタ「だったら、自分のMSを使ってください!」
ミオリネ「ケチ! たかがMSじゃない!」
スレッタ「エアリアルはたかがじゃありません!私とずっと一緒に育った、私の家族なんです!」
これにはさすがに、ミオリネも分からない様子でした(MSが家族って、泉のイングラムじゃあるまいし)。
そして、スレッタが吠えます。
責任なら、勝って果たします!私とエアリアルは、あんなのに負けません!」
これにはグエルもカチンときます。
そして、決闘相手の再変更もなんなく決まります。
スレッタ VS グエル(MS戦)
グエルのセリフ、
田舎者の無知を修正してやる!
「修正」はガンダムお馴染みのセリフですね。
エアリアルがゆっくりと立ち上がりながら、スレッタが言います・・・
お母さんが言ってました・・・
逃げたら一つ、進めば二つ手に入るって
ミオリネは「はっ?」と意味が分からない反応をしたので、スレッタが説明します。
逃げたら、「負けない」が手に入ります
でも進めば、「勝てなくても」、手に入ります
経験値も、プライドも、信頼だって!
そして、エアリアルのガンビッドがボディから放たれます!
そしてエアリアルの周りを動いた後、シールド形態に!
グエルの放ったビームライフルの直撃を防ぎます。
それならと接近戦を挑むグエルに対して、ガンビッドが一斉射撃をします。
それは、まるでνガンダムのフィンファンネルのような、軽やかな動きと共に!
グエルのディランザは手足すべてをもぎ取られ、バラバラに・・・。
グエルは驚きの中、
な、なんなんだ・・・、そのモビルスーツは・・・
とパトリック・コーラサワーのようなセリフを放ちます(ジェリドでなくて良かったですね)。
一人だけ正体を見抜いているかのような、エラン・ケレスが、
GUND‐ARM・・・、ガンダム
とつぶやきます。
そして最後は、エアリアルのビームサーベルがディランザの羽根つきブレードアンテナを切り落とします。
舞い散る羽が幻想的・・・。
時間がきたとので爆弾のスイッチを推そうとするヴィムを男が止めます。
グエルが決闘に負けたことを告げて。
今、デリング総裁を殺めても、ミオリネ嬢の婚約者はグエル様ではありませんと。
決闘、終えて・・・
圧倒的な勝利でスレッタが勝ちました。
コックピットから出てきたスレッタのスーツに、ミオリネが「生徒手帳」で触れると色が白色に変わりました。
ミオリネ「この衣装は決闘の勝者、ホルダーの証よ。そして私の婚約者の証でもあるわ。言ったでしょ、そういうルールだって」
スレッタ「ええ!? でも、わたし、女です、けど・・・」
ミオリネ「水星ってお堅いのね?こっちじゃ全然アリよ?」
スレッタ「あわわわわ・・・」
ミオリネ「よろしくね? 花婿さんっ」
この会話から、
などと言われています。
まあ、ミオリネは冗談っぽく言っているので、その気は無いでしょう。
スレッタは真面目なので、本気で焦っていますが・・・。
ここら辺は、大河内 一楼さんのご経歴を考えれば、
「百合未満、友達以上」
の雰囲気を醸し出すでしょう。
「少女革命ウテナ」から「水星の魔女」の今後がわかる?
ラストと次回予告
通常は最初がオープニング曲、最後はエンディング曲ですが(当たり前ですね)、ガンダムは結構、第1話では・・・
オープニング曲無し
エンディングでオープニング曲を流す
手法を取ります(他のアニメもそれが多い傾向にありますね)。
この方が盛り上げるというのも理由の一つですね。
そしてエンディングロールで、オープニング曲「祝福」が流れます・・・
そして、次回予告・・・
これは、ガンダム・エアリアル、及び、ガンダム(GUND-ARM)のことですね。
第1話から最新話までの総まとめはこちら。