「機動戦士ガンダム 水星の魔女」裏のウラまで見たくないかい?

ガンダムやホワイトベースはなぜ目立つトリコロールなのか?理由を紹介!

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映画『ククルス・ドアンの島』を見る現代人は思うはずです、なぜガンダムホワイトベースはわざわざ目立つトリコロールにしたのか?制作上の理由(大人の事情)と物語上の理由(後付け)をご紹介致します。

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ちなみに余談ですが、「トリコロール」とはフランス語で3色を意味し、元々はフランスの国旗が使用している3色である白・赤・青を指しますが、3色であれば色指定はありません(アニメ業界だと白地に赤・青・黄色になりますね)。

目次

制作上の理由(大人の事情)

まあ、ご想像通りですね、スポンサーであるおもちゃ会社「クローバー」の要求です。

白い本体にトリコロールの赤・青・黄色のカラーリングのロボット(正確にはモビルスーツだがおもちゃ会社はロボットと呼ぶ)でないと当時の子供は買わない、つまり売り物にならなかったからです。

テレビアニメというのは、原則スポンサーの商品(おもちゃ)を販売促進する為のツールでしかなかったので、リアル路線だろうが何だろうがカラフルに目立つようにされたのです。

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これが俗にいう「トリコロールの呪い」と言われていて、いくら製作者サイドが「もっと戦場に適した迷彩色を」と描いたところで偉い大人たちの会議では不採用にされてきました。

ちなみに余談ですが、この「トリコロールの呪い」を破ることに成功したのが、「機動警察パトレイバー」であるのはあまりにも有名ですよね?

ご存じかと思いますが、パトレイバーは主人公機なのに黒と白です。なぜこれが許されたかというと、スポンサーがおもちゃ会社ではなくOVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)としてVHSが売れた分で製作費を回収するという手法を取ったから、スポンサーの呪縛が無かった為です。

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なので、結論を申しますと、ガンダムは主人公機で、ホワイトベースはその母艦だった為、あんなにも目立つ色にされました。

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まあ、ガンダムは性能がダンチ(段違い)でアムロもニュータイムとして革新していったので目立っても問題なかったのですが、ホワイトベースは格好の的でしたよね?(ア・バオア・クーでハヤトが愚痴っていたのは製作者の代弁だったのでしょう)。

物語上の理由(後付け)

と、大人の事情を大きな声で言っても意味が無いので、なんとかしてガンダムホワイトベース目立つトリコロールになった理由を物語上で説明をつけようと(後付け)しました。

ガンダムは試作機だから

ガンダムというのは地球連邦軍の「V作戦」ガンキャノンガンタンクと共に開発された試作モビルスーツです。

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各々3機ずつ生産され、サイド7で調整していたのですが、シャア・アズナブル少佐(当時)の襲撃により大半が大破します。

ガンダムは2号機が無事で、これがトリコロールだったのですが、主に実戦データを取る点から目立つ色の方が色々と観察しやすいとの理由でカラフルにした、とされています。

また、損傷した際もわかりやすい(ルナ・チタニウム合金が損傷するのか?)という理由も足されています。

ちなみに余談ですが、「ルナ・チタニウム合金」は非常に丈夫でザクマシンガンが全く効きませんでした。後日、ガンダムの活躍にあやかり、「ガンダリウム合金」と呼ばれるようになります。

ホワイトベースは囮部隊だから

これは地球連邦本部ジャブローの首脳陣シャア・アズナブルや他のジオンの有名人(ランバ・ラルや黒い三連星など)に付け狙われるホワイトベース隊を見て、「あれは囮だからな」とハッキリと囮部隊だと明言しています。

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確かにジオンの主力部隊がホワイトベースに集中してくれれば、連邦軍は艦隊の配置など作戦を有効に進めることができます。

それっぽく聞こえますよね?

でも、ホワイトベースは最初「V作戦」の3種類のモビルスーツを運用する為の新型母艦として生産されました。囮にするようになったのは、ホワイトベース隊が活躍した後の話です。・・・ホワイトベース最初からトリコロールでしたよね?

もし、最初はマゼランのように緑色で、囮にするからとトリコロールに変えていれば「ガッテン」でしたけど。

目立つ色で威圧感を

確かに、ジオン公国軍のザクⅡ量産型は目立ちにくい緑色ですが、エースパイロットが乗る専用機は赤だったり(シャア・アズナブル)、青だったり(ランバ・ラル)、緑と金縁だったり(ドズル・ザビ)、白だったり(シン・マツナガ)、深紅だったり(ジョニーライデン)、ピンクだったり(釈由美子)と目立つ色が多いです。

これは、地球連邦に対してジオン公国の国力はわずか30分の1しかないため、ザクⅡに色をつけて兵士の士気を鼓舞するというプロバガンダ的な要素があると言われています。

確かに、ガンダムはジオンから「連邦の白いやつ」(後に、「白い悪魔」と言われるように)と恐れられていますし、あながちこれは後付けだったとしても思わず納得しそうです。

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