「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の第21話「今、できることを」は何を指しているのか?実は英語タイトルの「What We Can Do Now」となっているようにスレッタ、グエルやラウダが行動をおこします。
この記事ではガンダムヲタ歴43年が(ガンダムと共に歩んだ人生)・・・
- 次回の話のタイトルの意味を考察
- 次回の話のストーリー展開を予測
といった内容をお届けします。
第1話から最新話までの総まとめはこちら。
第20話「望みの果て」の復習
シャディクの望みとは?
シャディクはアーシアンとスペーシアンのハーフですよね。
彼の目的は、
を実現することです。
その為には、「戦争シェアリング」のシステムの破壊が必要だと考えています。
というのも・・・
「戦争シェアリング」によって地球で代理戦争が行われ、疲弊しきっていることが許せない
スペーシアンがアーシアンから搾取してきたので力が必要(ガンダムの利用も構わない)
「戦争シェアリング」の頂点にいるベネリットグループを解体したい
と考えているからです。
その実現の為にシャディクは
「フォルドの夜明け」とも繋がり、
「フォルドの夜明け」からプリンスと呼ばれている
「フォルドの夜明け」のメンバーは全員がシャディクを知っている
オックスアース社とも繋がり、
ガンダム開発計画を知っている
宇宙議会連合理事会とも繋がっています。
宇宙議会連合の狙いは?
宇宙議会連合は本来、政治的に地球圏を支配したいはずです。
しかし現実は
ベネリットグループ(企業連合)が宇宙議会連合より権力が強い
というまるで宇宙世紀のアナハイムエレクトロニクスかそれ以上に企業によって政治をコントロールされています。
その為には、何とかしてベネリットグループの力を削ぐか、理想は解体させたいと考えていることでしょう。
ただ、同時に平和的な思想をもったグループもいるので、一枚岩では無く、
宇宙議会連合少数派(フェンなど):ガンダム開発禁止派
宇宙議会連合理事会:ガンダム開発推進派(オックスアース社に援助してガンダム開発)
と大きく、ハト派とタカ派に分かれた状態です。
宇宙議会連合は一枚岩では無いので、シャディクのベネリットグループ解体を支援することでその望みをかなえようとしているようですね。
シャディクの望みは叶ったか?
シャディク対グエルの戦いの結果、グエルが勝ち、シャディク・サリウス・シャディクガールズが確保されました。
そして、遂に
したことでシャディクの計画は終わったように見えますよね?
しかし、結果としては
ベネリットグループの綻びが見えてきた
ことで、願いであった
ベネリットグループの解体
が現実味を帯びてきました。
つまり、シャディクとしては戦いには敗れても、本当の意味での勝利は手にしていたことになります。
プロスペラ、破壊活動継続!
プロスペラが乗るエアリアルがまるで・・・
ガンダムWのヒイロ達みたい
ガンダム00の刹那達みたい
と、「私がガンダムよ」、「目標を破壊する」と言わんばかりに破壊活動を続けています。
その為、
アーシアンのスペーシアンへの憎悪が増加中
ミオリネは非難の的に
株式会社ガンダムは苦情のメールが殺到
とシャディクが望んだ「平和的な世界」とは真逆の方向へ進んでいます。
更には、GUND技術を医療に使う目的の株式会社ガンダムも経営が成り立たなっくなってきました。
そして、それはベネリットグループ全体への批判にも繋がっています。
そうなるとサリウスが派遣した地球治安維持部隊は撤収することで、批判を逃れようとするかもしれませんね。
その頃、一方スレッタは・・・
スレッタはただの学生として授業を受けている。
パイロットの生命の大切さを学ぶ
その後生存者を探す為に必死になる様子は、1部のラストで平気に生身の人間を潰したのとは正反対でした。
プロスペラの操り人形だった戦闘マシーンのスレッタが、捨てられたこと(解放されたこと)で、人間としての感情を手に入れたことを示しました。
ラウダ、どうする?
ラウダは父親であるヴィムや兄のグエルを本当に慕っていましたよね。
それもそのはずで、
ということなので、二人をサポートしていこうと決めていたはずです。
しかし、その二人が戦い、結果的にグエルが父親であるヴィムを殺したことを知ってしまいました。
これにはひどく動揺していましたよね。
そして、シュバルゼッテの開発スタッフに連絡を取っていましたが、一体何の為でしょうか?
「今、できることを」とは?
「今、できることを」とは誰がすることなのでしょうか?
第20話の復習を経て絞られてきたのは・・・
スレッタ(主人公です)
グエル(最近は彼が主人公っぽい)
ラウダ(陰から表に出るか?)
の三人ですね。
「What We Can Do Now」とは?
これは日本語の意味と同じなので、特筆すべき点はほとんどありません。
ただ一点だけ、「今、できることを」をする人間が
We(私たち)
となっているので、一人では無い事は間違いありません。
となると、やはり、スレッタ・グエル・ラウダの三人のうち二人以上は確定でしょうね。
第21話「今、できることを」のストーリー展開予測!
さて、第21話「今、できることを」では、スレッタ・グエル・ラウダの三人が正に今自分達ができることをします。
スレッタ、営業します!
スレッタはエアリアルのパイロットとして人生を歩んできました。
それが、信じていた母親プロスペラにすべてを取り上げられたことで、自分の存在価値を失い、
「自分は何の為に生きているのか?何をしたらいいのか?」
が分からないまま、学園で勉強に励んでいます。
しかし、傷ついた人を救助していく中、四肢損壊の負傷者を助ける方法として「GUND技術」が注目されます。
一方、「GUND技術」を医療の為に立ち上がった株式会社ガンダムは、存続の危機に立たされています。
避難殺到の状況
予約した医療技術もキャンセル
社長であるミオリネの不在
と大変な状況ですよね。
ここで、スレッタが自らの意思で、
「社長の代わりは私が務めます!お母さんに言われてからじゃなく、助けたい人達がいるから」
とミオリネに代わり、GUND医療を売る為に営業活動を始めます。
しかし、エアリアルのせいで失った信用は簡単には取り戻せませんよね?
エアリアルを止めることが、株式会社ガンダムのマーケティング戦略になるのですが、その為にはモビルスーツが必要ですよね。
グエル、次の手に!
グエルはシャディクに勝ったことで、ベネリットグループの中核を担えるようになります。
グエルとしてはベネリットグループを解体するよりも、構造改革をして
アーシアンとの共存共栄
宇宙議会連合タカ派の牽制
など戦いの無い世界を作りたいと考えています。
その為には、自分ではなくなんとしてもミオリネを総裁にしないといけません。
そして、ミオリネの汚名をそそぐ為には、
エアリアルの破壊活動を止める
ミオリネの無実を訴える為には株式会社ガンダムの健全性をアピールする
必要性がありますよね。
そうなると、スレッタと進むべき道が同じになります。
対エアリアルのモビルスーツはシュバルゼッテだけですが、グエルは今は乗りません。
株式会社ガンダム、つまりはスレッタがエアリアルを止めないと誤解が解けない
ベネリットグループの構造改革の為に残らないといけない
という判断から、グエルはスレッタにシュバルゼッテを託すことになるでしょう。
スレッタはエアリアルを止める為に、この申し出を受け入れます。
ラウダの行動は?
ラウダは、兄が父を殺したことで大きく動揺しました。
父が大事にしたベネリットグループを存続させたいと考えているので、シャディクを止める為に、兄グエルがダリルバルデに乗れるよう手配しました。
今度は、大事なペトラを助ける為には、株式会社ガンダムのGUND医療技術が必要不可欠です。
そのために考える方法は、
スレッタを利用してエアリアルを止めさせ、株式会社ガンダムの医療技術を提供させる
という行動に出るでしょう。
ラウダはきっとグエルに、
「兄さんは父さんを殺めたんだから、後を継いでジェターク社を、ベネリットグループを守る必要がある!」
そして、
「シュバルゼッテは兄さんではなく、水星女に乗せればいいじゃないか」
と言い放つでしょう。
実は、グエルも同じ考えでした。
しかし、シュバルゼッテの整備など今からだと間に合わないかもとグエルは心配します。
そこで、ラウダは
「既にシュバルゼッテの整備班にスレッタが乗れるように頼んであるよ」
と優秀なサポート能力を見せます(連絡していたのはこの為)。