「機動戦士ガンダム 水星の魔女」裏のウラまで見たくないかい?

アムロレイ(天パ)がなぜいきなりガンダムを操縦できたのか?シャリア・ブルに勝てたのか?ニュータイプ能力以上の才能

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ジークアクスでのシャリア・ブルの活躍から、登場していないアムロ・レイ(天パ)のその異常なモビルスーツ操縦技術が見直されています。マニュアル読んだだけでなぜいきなりガンダムを操縦できたのか、シャリア・ブルをなぜ簡単に撃墜したのかを一年戦争の戦闘記録と共に振り返ります。

目次

アムロ・レイのニュータイプ以上に恐ろしい能力とは?

ニュータイプとして

アムロ・レイは現在では高いニュータイプ能力から最強のパイロットと言われ、「白い悪魔」(後付け)と恐れられています。

それ故に、

ニュータイプ能力が高いからアムロ・レイはスゴイ!

と言われていますが、実は単純にそうとは言い切れません。

というのも、カミーユ・ビダンのニュータイプ能力も以上に高いですし、ジュドー・アーシタはハマーン様が恐れたほどのニュータイプ能力を持っていました。

しかも、最初からニュータイプ能力の片りんを見せていた二人と違い、アムロ・レイは

物語中盤以降でニュータイプ能力を開花

させています。

にもかかわらず、物語序盤から大活躍できたのはなぜでしょうか?

機械いじりマニア

それはひとえにアムロ・レイが

機械オタク

だったからです。

アムロは父親がガンダムを開発したテム・レイだった影響もあり、

家に引きこもって一日中機械いじりを寝食も忘れてするオタク

でした。

70年代後半はまだ、「オタク」という言葉が無かったので、正確には

機械いじりマニア

といったとこでしょう。

これが実はとんでもないことなのです。

パイロット兼エンジニアの二刀流!

まさにアムロ・レイは宇宙世紀時代の二刀流でした。

それまでのロボットアニメ(リアルもスーパーも含めて)の主人公は・・・

勝気で腕っぷしが立つ
正義感が強い
リーダーシップ気質でリア充

がほとんどでした。

そんな熱血ヒーローしかいない時代に

人と目を合わせてしゃべるのが苦手
人付き合いも苦手
機械とだけ心を通わす

といったヒーローっぽくない性格であるアムロ・レイが現れたので・・・

人気の無い主人公

だったのは想像つくのではないでしょうか?

しかし、逆にアムロ・レイはロボットアニメ初とも言える・・・

自分が乗るロボット(正しくはモビルスーツ)のメカニックができる主人公

となりました。

これ実は、何気にスゴイんですよ!

後年ニュータイプ能力がゼロのコウ・ウラキがガンダムの操縦を歴戦のパイロットより上手くなった理由の一つが・・・

メカオタク

と言われていますが、ニュータイプ能力が無くても、あの大活躍でしたよね?

そう考えるとアムロ・レイというのは・・・

ニュータイプ能力(歴代トップクラス)
操縦技術(連戦で鍛えられた)
MSメカニックレベル(最高峰、アストナージもビックリ)

と他のどのガンダムパイロットもこの3つを兼ね備えていないのです。

故に、アムロ・レイが最強のパイロットと言われるのも納得ですよね?

ちなみにシャリア・ブルは正史でアムロ・レイと戦った時は、1つしかもっていませんでしたよね?

ジークアクスでは、生き延びたことで2つ目の操縦技術(実践経験)を得たことで無双状態になっています。

さらには、MSメカニックレベルもアムロには及ばないでしょうが、多少は精通してきているみたいですので、

シャリア・ブルが正史と違い強い理由

も納得できるのではないでしょうか?

アムロ・レイの一年戦争戦闘記録とニュータイプ覚醒までの軌跡

第1章:始まりの地、サイド7 ― ガンダムとの出会い

ジオン軍のシャア・アズナブルが、連邦の新兵器(V作戦)調査のためサイド7宙域に木馬(ホワイトベース)を追ってやってきます。

民間人のアムロ・レイは偶然にもガンダムのマニュアルを発見し、搭乗。ザクIIを撃破します。

史上初のモビルスーツ同士の戦闘

という偉業も成し遂げています。

このサイド7の戦闘以前はジオン軍しかモビルスーツを保有していない為、シャアですらモビルスーツ戦を経験したことがありませんでした。

実際、モビルスーツ自体を理解している技術者も少ない時代に、

親(テム・レイ)のデータをこっそりみてモビルスーツを徹底分析していた

アムロ・レイの

機械いじりマニア能力

が存分に発揮されたのが、このサイド7での戦闘でしたよね。

マニュアルを見てすぐに理解できたのは、既に十分な知識があったからですよね。

第2章:ホワイトベースでの脱出と大気圏突入

サイド7脱出後、シャアの執拗な攻撃を受けながら、V作戦のデータを地球連邦軍の本部がある南米ジャブローへ届ける為、奮闘します。

歴戦のパイロットであるシャアとの戦闘はアムロ・レイの戦闘力を高めていきました。

そして、モビルスーツでの

歴史上初、単独大気圏突入

というシャアでも到底できないことをやってのけます。

これは、ニュータイプ能力に目覚める前だったにも達成できたのは、ガンダムの性能もありますが、隠されていた性能を最大限引き出したいう、

機械いじりマニア能力

が発揮されたと言えるのではないでしょうか?

第3章:地球降下後 – ガルマ・ザビとの戦い

転んでもただでは起きないシャアの策略で、南米ジャブローではなくジオン勢力圏の北米に向かうはめになったホワイトベース。

そこにはジオン公国のザビ家4男であるガルマ・ザビ率いる大部隊が待ち構えていました。

航空戦力であるドップや陸戦兵器のマゼラアタック、そして攻撃型空母ガウを要する戦力はホワイトベース1隻やモビルスーツ3機程度なら軽く殲滅できる計算でした。

もちろん、ガンダムなどの性能が優れていたのもありますが、アムロ・レイがとった

歴史上初のモビルスーツによる空中戦(スラスターによるジャンプだが)

により、戦力はズタズタにされます。

普通のパイロットであれば、モビルスーツで地上から対空砲撃をしていたのですが、ここにもアムロの

機械いじりマニア能力

が発揮されましたよね。

第4章:青き巨星、ランバ・ラルとの死闘

ガルマの仇討ち部隊として、歴戦の猛者であるランバ・ラル大尉がホワイトベースを強襲します。

新型モビルスーツのグフのヒートロッドに苦戦しますが、アムロは奮戦します。

まあ、酒場での一件とか、白兵戦とか色々あるのですが、特筆すべきは・・・

アムロ、ガンキャノンでも無双!

ではないでしょうか?

主人公が主役メカ以外で活躍するのは当時としては画期的でした。

これにより、

アムロって、ガンダムの性能に頼ってるだけじゃない!

と認識されました(ランバ・ラルには嫌味を言われましたが)。

これはアムロがガンダム以外のモビルスーツの性能もちゃんと勉強していたという、

機械いじりマニア能力

が発揮された場面でもありましたよね。

第5章:黒い三連星との戦い

ジークアクスにも登場した黒い三連星(一人は結婚で引退)ですが、正史ではかなりの大活躍でした。

特に、ルウム戦役では旗艦アナンケを撃沈し、レビル将軍を捕虜にするという功績を揚げました。

この艦隊戦で使用したのが、「ジェットストリームアタック」で防ぐ方法が無いと言われていました。

しかし、アムロは初見で・・・

1機目のドムをかわす(これでもスゴイ)
2機目のドムを踏み台にする(モビルスーツを踏む発想)
3機目のドムも対峙(マチルダさんの犠牲もあるが)

と破ってしまいます。

しかも、相手はホバークラフト機能がついた陸戦特化の新型モビルスーツですよ!

普通のパイロットでは思いつかない行動を、モビルスーツの特性からするあたり、

機械いじりマニア能力

があったからと言っても過言ではないですよね?

第6章:オデッサ作戦

ジオン公国の地球での拠点でもあり、鉱物資源の供給源でもあるオデッサは最後の要です。

ジオン北米軍が大打撃(司令のガルマの戦死)で連邦軍にとっては絶好の機会が巡ってきました。

ここを落とすことができれば地球上のジオンはほとんどが宇宙へ逃げ戻るしかないという連邦にとっては重要な作戦でした。

正史ではホワイトベース部隊以外はモビルスーツが無い状態とはいえ、61式戦車や航空戦力をふんだんに投入(連邦軍の地上戦力の約3分の1)したことで圧倒します。

しかし、マ・クベ大佐は陥落間際に南極条約違反の

水爆による攻撃

を試みます。

これが成功すれば、連邦軍は大打撃を受け、負けたとしても占領を困難にできるはずでした。

しかし、アムロはなんと

信管を一刀両断して無効化

という神業をやってのけます。

流石にこれは誰もできないアニメ的な行為ですが、アムロがやれば

機械いじりマニア能力

が発揮されたとして、まあ納得のいく結果になります。

カミーユだったら空中で爆発?

第7章:ジャブロー防衛

シャアの赤いズゴックとの対決は見ものでしたよね。

ジャブローの攻撃自体は、ジオンも本気では無く、うまくいけばいいかなの程度でした(連邦士官が戦力が少なすぎると批評しています)。

ここでの戦闘はアムロもそうですが、カイさんが熱いですよね!

ここでの一番の注目ポイントは・・・

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量産型モビルスーツ・ジムの実戦配備

です!

これの凄いところは・・・

アムロの戦闘データが搭載(ガンダムに搭載されていた学習型コンピュータから)

されていることなんです。

アムロはこういった裏方でも

機械いじりマニア能力

の才能を発揮しています。

もし、アムロがパイロットになっていなくても、一流のメカニックマン、そしてモビルスーツ設計者になっていたのは間違いないでしょう(後日、νガンダムを設計してますし)。

第8章:コンスコン艦隊との戦い

もう鉄板のネタですが、

リックドム12機が3分ももたずに全滅・・・

とコンスコンの無能さが強調されています。

しかし、ニュータイプ能力が目覚めてきた、アムロやホワイトベース部隊が相手ですから仕方ないでしょう。

この戦闘を見ていたララァ・スンはそのニュータイプ能力でガンダムが勝つことを予測していましたし。

それよりこの時一番注目すべきは・・・

新型モビルアーマーのブラウ・ブロ

との戦闘でした。

テスト中の故障でしたが、アムロはあっさりと撃墜します。

しかし、分離できるブラウ・ブロは脱出するのでした。

ここでアムロがスゴイのは・・・

ブラウ・ブロって真ん中と両サイドの3機に分離できるんだ~、じゃあ確実に仕留めるには

と考えていたことです。

このあたり、

機械いじりマニア能力

の血が騒いだのか敵のモビルアーマーの特性をも勉強しているのが流石ですよね?

第9章:ソロモン攻略戦

もう説明不要の宇宙でのターニングポイントである「ソロモン攻略戦」ですよね。

ここを連邦軍が落とすことでジオン本国への橋頭保とできるわけです。

つまり、ジオン公国としては絶対落としてはいけない要塞なのですが、ギレン総帥が送った援軍は・・・

ビグ・ザム1機

という本当いいかげんにしてよ痴話げんかはと言いたくなります。

一応、月面グラナダのキシリア閣下にも援軍艦隊を送るようには伝令していますが、とても間に合うタイミングではありませんでした。

しかし、ビグ・ザム1機とはいえ、超強力なモビルアーマーですから、連邦の戦艦やモビルスーツーは多数撃墜されていきます。

まあ、もしかしたら、相手が通常の連邦軍であれば、或いはドズル中将の統率力とビグ・ザムで死守できたかもしれません。

ただ、連邦軍も秘密兵器のソーラシステムでソロモンを焼くという手段にでます。

これで体制が崩れ、スレッガーの特攻でビグ・ザムのIフィールドを無効化し、アムロが接近戦でビグ・ザムを切ります。

ここはスレッガーさんの命を懸けた覚悟がすべてですが、当時知られていなかった

Iフィールド(ビームバリア)

の特性をいち早く見抜いて接近戦ならいけると即座に気づいた

機械いじりマニア能力

には舌を巻くしかありませんよね。

第10章:ニュータイプ、シャリア・ブル

ジークアクスで無双のシャリア・ブルが登場します。

この時、シャリア・ブルは実戦経験の不足(木星に行っていたのでモビルスーツ戦はゼロ)やメンタル的なダメージ(ギレン総帥とキシリア閣下のはざまで揺れる)が敗因と言われています。

もしシャリア・ブルがコンペイトウの連邦軍に攻撃をしていれば、間違いなくララァ・スン以上の戦果を挙げていたのは間違いありません。

それはシャアにとってはまずいので、やはりシャリア・ブルにはここで退場してもらうしかなかったようです(故に、援護は一切しなかった)。

アムロはアムロで完全にニュータイプ能力に目覚めています。

既に歴戦のパイロットになっていたカイさんのガンキャノンは両足を破壊され、ニュータイプのセイラさんも手も足も出ません。

それぐらい、シャリア・ブルが操縦するブラウ・ブロのオールレンジ攻撃は強力でした。

それでも、アムロはその攻撃を予測し、すべてかわします。

そして極めつけは、前述したようにアムロは既に

ブラウ・ブロの機体の特性(3機分離)を把握

しています。

そして、ニュータイプ能力でブラウ・ブロに近づき、お得意の

機械いじりマニア能力

でブラウ・ブロを側面から3機まとめて打ち抜くという荒業にでます。

シャリア・ブルは紳士ですから、シムスさんだけでも逃げるように言いかけますが、アムロの前では全員瞬殺でした。

第11章:エルメスのララァ

元々はエルメスでしたが、プラモデルとして商品化される時は

ララァ専用モビルアーマー

として販売されたいわくつきの機体ですよね?(エルメスが使えなかったので)

キシリア閣下としては、フワフワした服でうろつくララァ・スンよりも、紳士的なシャリア・ブルに与えたかったエルメスです。

それほど、この時点では最強のニュータイプ専用モビルアーマーでした。

そして、ララァ・スンはシャアの期待に応え・・・いや、それ以上の戦果をあげます。

オールレンジもたいがい反則級な攻撃でしたが、まだ有線でした。

しかし、ビットは完全に無線で飛ばしてますから、どこから来るのか全くわかりません。

この攻撃を避けれるパイロットなどいないはずですよね?

しかし、ニュータイプ能力全開のアムロと、マグネットコーティングで動きが良くなったガンダムには避けられます。

いや、もう、この時のアムロは正に・・・

赤毛の天パ・・・、いや、白い悪魔

でしたよね。

ララァもこの戦闘でアムロと心を通わせつつ・・・

アカン、シャアじゃ話にならん!

と思うぐらいです。

結果は、セイラを撃墜しそうになったシャアが中途半端な動きで隙をつくってしまい、そこをアムロが撃墜寸前までいきます。

それをララァがかばって代わりに撃墜されました。

シャアはこの時かなりの精神的ダメージを受けましたよね。

最愛のララァを失う(親友になれたかもしれないシャリア・ブルより、母になってきれたかもしれない女性を選んだ)
天パのニュータイプ能力に勝てない現実

これ、最初、シャアが登場した時は全く逆でしたよね。

ここら辺が、ガンダムの面白いところだと思います。

で、アムロの

機械いじりマニア能力

ですが、凄まじいニュータイプ能力に隠れていますが、あります。

我々ガンダムファンは何度も見ているので当たり前になっていますが、

なんでいきなりビットの性能把握してるの?

ってことなんですよ。

ジオンでも一部の士官しか知らないし、一部の技術者しか理解できない、超機密最新兵器なんですよ、ビットは!

それをアムロは初見でその性能や特性を見抜き、ニュータイプ能力があるとはいえ、ガンガン撃墜してます。

第12章:宇宙要塞ア・バオア・クー

遂にラストバトルです。

ソーラレイで連邦艦隊の3分の1が消滅しました(レビル将軍も戦死)。

しかし、キシリア閣下のグレン総帥暗殺で指揮系統が乱れ、ア・バオア・クーも攻め込まれます。

シャアはゲルググで出撃しようとしますが、既に全機出撃済みでありません・・・。

普通、シャアぐらいの軍人だと1機ぐらい置いといてくれそうですが、混乱の為か全くありません。

しかし、新型モビルスーツのジオングが使用可能でした。

まあ、シャアもニュータイプっぽいし、ニュータイプ用のジオングでもいけるんとちゃう、的なノリで回ってきました。

ただ上の人曰く、80%の完成と言われ、すねるシャアですが、技術士官は十分100%の性能は出せます(足は飾りです)と言い放ちます。

本当は足が無いので推進力が落ちているんですが、まあ大丈夫でしょう。

シャアも初めて不安な状態で出撃します(ララァ、私を導いてくれ、とか弱音を吐きます)。

しかし、流石シャアですねよね。

この未完の大器であるジオングを上手く操縦して、あの白い悪魔と互角に戦います。

アムロも腕は伸びるは口や腹からビームを出すわのジオングの無茶苦茶な攻撃をかわします。

そして、頭と左腕が無い状態のガンダムでジオングとの最終決戦をするのでした・・・。

ここで、アムロの

機械いじりマニア能力

についてですが、ニュータイプ能力と戦闘技術でかなりかすんでいます。

ただ、あえていうなれば・・・

ガンダムを自動運転にして、頭上のジオングヘッドを打ち抜く

というマニュアルに書いてあったかどうかも分からない超マニアックな方法を使います(しかも練習無しです)。

シャアはジオングヘッドを操縦してガンダムの半身を溶かしているので、これは正に

シャアの操縦技術 VS アムロのメカマニア力

の対決でしたね。

まとめ

アムロ・レイって、一年戦争の活躍で最強のニュータイプとして有名になりました。

しかし、最初からニュータイプ能力があったわけでもなく、またニュータイプ能力だけでシャリア・ブルやララァ・スンに勝ったわけでもなかったのです。

実はアムロ・レイの最強の力は、

機械いじりマニア能力

だったということが判明しましたよね。

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