トップ女優の田中美佐子さんと芸歴1年ちょっとのお笑い芸人「Take2」の深沢邦之さんの結婚は当時「100倍格差婚」と騒がれましたね。そんなお二人の馴れ初めや結婚へのプロポーズなどを紹介します。
田中美佐子、佐藤企画に移籍
田中美佐子と深沢邦之(Take2)はどのようにして知り合われたのかを知る前に、同じ事務所になった経緯をご紹介します。
田中美佐子さんは、1982年「ダイアモンドは傷つかない」で映画初出演で初主演され、
を受賞されたトップ女優でした。
その後、一度芸能活動を休止され、再会する時、移籍事務所を探していました。
その時、相談に乗ってくれたのが、佐藤宏榮さんで、あの萩本欽一さんのチーフマネージャーをされていた方でした。
そのつながりで、欽ちゃんの浅井企画へと移籍されました。
そして、佐藤チーフマネージャーが円満独立し、佐藤企画を立ち上げた際には、田中美佐子さんが所属第1号タレントとして移籍されます。
その後、佐藤企画に所属したのが、欽ちゃんファミリーの深沢邦之さんでした。
つまり、萩本欽一さんのチーフマネージャーが遠隔的ですが、恋のキューピットだったと言えますよね?
田中美佐子と深沢邦之(Take2)の馴れ初めは?
前述したように、田中美佐子さんと深沢邦之さんは同じ、佐藤企画所属のタレントということになります。
しかし、トップ女優であり事務所の看板と、駆けだしのお笑い芸人では接点が無いように思われますよね?
田中美佐子さんと深沢邦之さんはどのようにして知り合われたのでしょうか?
佐藤企画はまだ小規模事務所だった為、田中美佐子さんの現場担当マネージャーが特にいませんでした。
人手が足りない時、まだ特に仕事があったわけでもない、芸人なりたての深沢邦之さんに、
と突然指名されました。
これからお笑い芸人として売れてやるんだという野望を持っている若者にとって、女優の付き人はイヤな仕事ですよね?
深沢邦之さんも最初は断ろうと思いましたが、
佐藤企画の電話番で日当も貰っているし・・・
と一応お給料をもらっていて仕事が特にない身分だった為、しぶしぶ付き人になることを決めました。
田中美佐子と深沢邦之(Take2)、付き人解消!しかし・・・
付き人生活開始!
田中美佐子さんは当時とても人気があり、メッチャキレイな方で、正直芸人としてのプライドを除けば
ラッキーじゃないか!
と深沢邦之さんを羨ましく思いますよね?
それでも、しぶしぶだった理由が・・・
お二人共それぞれ恋人がいた!
という事情があったのです。
いくら田中美佐子さんがキレイでも、彼氏がいて、事務所の先輩で、自分には彼女がいる、という状況だと確かにあまり嬉しくはないですよね。
ただ、田中美佐子さんは超売れっ子女優だったにもかかわらず、気さくで性格の良い方でしたので、深沢邦之さんとも気軽に色々と相談する仲だったそうです。
付き人を辞めてやる!
深沢邦之さんは売れっ子女優である田中美佐子さんの付き人をしながら、お笑い芸人「Take 2」としても活動をされていました。
そのあまりの多忙ぶりに、恋人とのデート中に居眠りをしてしまったそうです。
相手の彼女はそんな深沢邦之さんに愛想をすかし、フラれてしまったとか(居眠りで破局ってヒドイ話ですが・・・)。
しかし、深沢邦之さんとしては、
「田中美佐子の付き人をしているから、恋人にもフラれたんだ!」
と半ば八つ当たり気味に、付き人を辞めてしまったそうです。
失って気づく、大切さ・・・
田中美佐子さんは仕方ないと思いつつ、新しい付き人と一緒に仕事をされていました。
ただ、深沢邦之さんが付き人だった時のことを思い出し、
「やっぱり、邦ちゃんじゃなきゃ、ダメだ!」
と彼がただの付き人ではなくそれ以上の存在だったことに気づかれました。
そして、田中美佐子さんの方から、「さみしい・・・」と電話をかけたそうです。
すると、深沢邦之さんの方も、「僕もです」と同じ気持ちだったことが分かりました。
そして二人は再び会うようになったそうです。
なんかまるで、当時流行ったトレンディドラマのような話ですよね?
田中美佐子と深沢邦之(Take2)、プロポーズは誰が?
さて交際が順調に進んでいた田中美佐子さんと深沢邦之(Take2)は結婚を考えるようになります。
そうなると、世の習わしから、男性が女性にプロポーズをするのが普通ですよね?
しかし、深沢邦之さんからはなかなか言い出せませんでした。
やはり、人気も収入も段違いだった為、負い目があったようです。
そこで、田中美佐子さんの方から、実家にいた深沢邦之さんに電話をして、
「結婚しようよ!」
とズバッと言い放ったそうです。
さすが、田中美佐子さん、カッコいいですよね!
それでも、深沢邦之さんは、収入差を気にされて、プロポーズを断りました。
深沢邦之の父、諭す
田中美佐子さんからのプロポーズを断った深沢邦之さんに対して、深沢さんの父親が声をかけました。
「あんなに忙しくしている女優さんが、お前を選んでくれたということは、お前にしかない良さがあったんだから、主夫になってちゃんと支えろ!」
とズバッと諭してくれたそうです。
この言葉に、覚悟を決めて田中美佐子さんとの結婚を決断されました。
田中美佐子と深沢邦之(Take2)の「100倍格差婚」
田中美佐子さんと深沢邦之(Take2)さんは1995年にご結婚されましたが、まあ当時はビックリしましたね!
いや、あのキレイなトップ女優が、まだそんなに売られてない「Take 2」のじゃない方芸人と結婚したもんだから驚きました。
しかも、収入格差がスゴク、
田中美佐子:推定年収が1億円以上
深沢邦之:推定年収が約100万ちょっと(月収10万ぐらい)
という、文字通り「100倍格差婚」だったからです。
しかし、田中美佐子さんが深沢邦之(Take2)さんを選んだ理由が、
自分を普通の人として見てくれた点に惹かれた
ということを語られ、深沢邦之さんの好感度が上がり、「100倍格差婚」のニュースで「Take 2」の知名度も世間に知れ渡った為、その後、芸人として売れることになりました。