『さんぽセル』に続いて批判と賞賛を受けている『ジェンダーレス水着』が気になりますね?画像を紹介しつつ、賛否両論の意見を吟味したいと思います。お値段もご紹介致します。
ジェンダーレス水着
開発の経緯
『ジェンダーレス水着』とは、正に性別が関係無い水着、つまりは『男女共用セパレーツ水着』という意味合いから名づけられています。
近年の「男女による社会的・文化的な性差をなくそうとする考え方」が根底にあり、『LGBTQ』への理解や関心が高まっている現代社会では制服が自由選択できるような学校も増えてきています。
男性でも上半身を出したくない人や、女性で体系をあらわにする従来の水着に嫌悪感を抱いている方が多いですよね?
こういった流れを受けて、「フットマーク株式会社」が男女のデザインが同じという水着を開発し、2022年6月7日に発売しました。
ジェンダーレス水着の特徴
この水着ですが、以下のような特徴があります。
- 男女共に身体的な違いが表れる胸、腰、お尻などはゆったりしたシルエットになるような素材を使用
- 体型の違いが目立たないデザイン
- 性別を意識せず水泳の授業に参加できる
- 長袖の上着はできるだけ露出を軽減し、紫外線対策にも有効
価格は?大人用もあるの?
気になるお値段ですが、メーカー小売希望価格は6,380円~6,820円(サイズによる)となっております。
サイズは120㎠から4Lまでの10サイズがありますので、大人の方でも使用することが可能ですね。
2022年度は、既に3つの学校が正式採用する方向で動いているそうです。
ジェンダーレス水着への批判
『さんぽセル』の時もそうですが、なんでも新しいものへの拒否反応から批判したがる気持ちもわからなくもないです。
ただ、なんとなく批判するのはよろしくないと思いますが・・・。
といった感じですね。
まあ、泳ぎにくそうではありますが、学校のプールは基本的な泳ぎ方をするくらいでほとんど水遊びでした。
代表者が競争することもありましたが、全員が同じ水着ならハンデも同じで問題ないと思います。
名前は、インパクトの面では悪くないですが、もっとニュートラルな感じの名前でも良かったかなと思います。
ジェンダーレス水着への賞賛
明治・大正のコンサバ(保守的な)水着が「ダサイ」ということで、スクール水着は年々進化してきました。
筆者などは1970年代なので、一番左端が馴染み深いですが、今改めて見てみますと・・・コメントに困りますね。
この歴史的な変貌を見てみますと、賞賛の声が多いのも納得できます。
一つ手前の「男女兼用シャインガード」も男女共に上下着用になっていますが(こんなのがある知りませんでした)、体にフィットしているので、やはり体のラインが出てしまうところに抵抗を感じていたのでしょう。
デザインが一周した?
今回の「ジェンダーレス水着」ですが、このデザインを「あら、懐かしい」と感じた方もいられるそうです。
というのが、大正時代のスクール水着が次のようなデザインだった為です。
なんだがデザインが似ていますよね?デザインの流行は一周すると言われてますが、まさかスクール水着もこうなるとは・・・。
ただ、男子は水泳の時は「ふんどし」だったので、デザインが一周しなくて良かったです。