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【経歴】飲酒運転事故の木下智雄社長はAUTOBACSの社長ではない

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2022年4月30日、木下智雄(のりお)社長(54)が飲酒運転で神戸市の民家2件に突っ込みフェンスや門にぶつかる物損事故で逮捕されました。乗っていたのはイギリスの高級車ベントレーだそうです。

この木下氏はAUTOBACS(オートバックス)の社長ではなく、同社のフランチャイズ加盟企業の一つである『G-7 ホールディングス』の社長だったそうです(5月2日に辞任)。

今回は、木下氏の経歴や事故の内容・影響をご紹介したいと思います。

目次

木下智雄(のりお)(54)の経歴

まずは木下氏のプロフィールをご紹介します。

神戸新聞
  • 生年月日  1968年3月11日
  • 出身地   不明(兵庫県加古川市か?)
  • 学歴    不明(兵庫県内の大学有名人卒業生に該当者無し、関西学院大学や甲南大学ではなかった)
  • 職業    G-7ホールディングス 元社長
  • 株主    G-7ホールディングスの13.72%の株式保有

また、木下氏の35歳からの職歴は以下のようになります。

2003年9月株式会社セブンプランニング(現・株式会社G‐7リテールジャパン)入社
2005年1月株式会社セブンプランニング(現・株式会社G‐7リテールジャパン)取締役
2005年6月株式会社セブンプランニング(現・株式会社G‐7リテールジャパン)代表取締役
2006年6月当社執行役員、経営戦略本部事業開発室長
2009年6月当社専務取締役
2010年4月経営戦略企画室長
2011年3月G7 INTERNATIONAL PTE.LTD.
2011年4月当社取締役副社長就任(現任)
2012年4月株式会社セブンプランニング(現・株式会社G-7リテールジャパン)
2017年4月㈱G‐7・オート・サービス取締役社長就任(現任)
どんぶり会計β版

35歳で入社後、わずか2年で取締役に就任しているのは、創業者である木下守さんが実の父親である為ですが、その後の会社の成長を見ると経営手腕の方もあったのではないかと推測されますので、一概に親の七光りといった感じではないでしょう。

父親の木下守氏は1975年に兵庫県加古川市のボウリング場「セブンボウル」駐車場内にカー用品店「オートセブン加古川店」を創業し、その後以下のフランチャイズ(FC)に加盟して店舗を拡大していきました。

  • オートバックスセブンとFC契約し、「オートバックス」店舗を全国展開
  • 神戸物産とFC契約し、「業務スーパー」を161店舗経営(全体で896店舗なのでFC契約No.1)

これ以外にも自社ブランドとして、

  • 「バイクワールド」(二輪店)
  • 「トレジャーサイクル」(自転車専門店)
  • 「リコス(旧名:ミニピアゴ)」(ミニスーパー)
  • 「めぐみの郷」(農産物直売所)

などを運営しています。

わずか一代にしてこれだけの成功をおさめた木下守氏はスゴイものですし、その後を継いだ息子の木下智雄氏も売上高1,635億円(2021年3月期)まで成長させて経営手腕は見事だと言わざるを得ません。

しかしそんな矢先、油断からか傲慢からか「酒気帯び運転事故」をおこし、警察に逮捕されるという失態を犯してしまいました。

木下氏の酒気帯び運転事故の内容

4月29日の午後11時ごろに木下氏の友人宅で酒を飲んだ後帰宅する途中に道路の両側にある2件の住宅の門やフェンスを壊しました。方向転換しようとして起こした物損事故でした。これがお酒を飲んでいなかれば、ただの事故で処理されたのですが、如何せん基準値の4倍のアルコールを摂取していたので大問題です。

神戸市の市道で飲酒運転をしたとして、兵庫県警神戸西署は30日、オートバックスなどのフランチャイズを展開するG-7ホールディングス(本社・神戸市)の社長、木下智雄(のりお)容疑者(54)=同市西区美賀多台2=を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで逮捕した。「間違いありません」と容疑を認めている。

逮捕容疑は29日午後11時ごろ、同市西区伊川谷町長坂の市道で酒気を帯びた状態で乗用車を運転したとしている。木下容疑者は高級外車で知られるベントレーを運転しており、「知人宅で酒を飲み、帰宅途中だった」と話しているという。

毎日新聞より引用

やはり問題なのは「酒気帯び運転事故」をおこしたのが、カー用品を扱っている会社の社長ということで社会的な面目も丸つぶれです。

ちなみに木下氏が運転していたイギリスの高級車ベントレーとはこういった車です。

BENTLEY公式サイト
BENTLEY公式サイト
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一番安いモデルでも2,700万円以上しますし、最高級モデルは3,700万円を超えています。

こういった車を乗るのはよく「金持ちの道楽」と揶揄されますが、本質的には営業目的です。会社社長が、ましてやカー用品最大手のオートバックスのフランチャイズ加盟の会社社長が、大衆車に乗っていると舐められるのです。

特に関西地方では、「あの社長、ケチくさいな~」とか「あんま高い車乗ってへんな~、儲かってないんとちゃうか?」などと陰口だけでなく、堂々と言ってくるのが関西なのです。

その為、こういった高級外車に乗るのはある意味正解なのです。

また、大量にお酒を飲んで自分で運転したのは「当然違法」ですし、物損で済んだとはいえ、一歩間違えれば人や生き物に危害などが及んだ可能性を考えれると厳罰に処す必要はあります。ただ、関西の特に古い連中の間ではまだ一部とはいえ、「なんや酒飲んだくらいで、運転手の代行頼むんか。さすが社長ともなるとエライもんやな~。」と嫌味も言われるのです。

となれば、「これくらい酔ったくらいで自宅までなんぼも遠ないし、自分で運転して帰るわ!」ぐらいかまさないと、なめらるのが関西なのです。非常に良くない文化なので、ここら辺もきっちりと変えていかなアカンと思います。

FC契約の行方は?

今回の木下元社長の飲酒運転事故ついてですが、木下氏が5月2日に取締役の辞任を申し出て、取締役会で正式に受理されたことでFC契約の2社は以下のように回答されています(5月2日付の神戸新聞より)。

オートバックスセブンは「厳正に対処いただいた」と迅速に社長職を退いたことを認めてはいますが、今後のFC契約存続については「事態を詳細に把握した上で、慎重に検討する」とまだ結論は出していません。

一方、神戸物産は「Gー7(ホールディングス)の真摯な姿勢の表れ」と取締役辞任を高く評価し、FC契約の解除はしない方向でいくと述べています。

現時点では2社で若干の違いはあるものの、基本的には「木下氏の社長辞任」に関しては「筋を通してる」と感じているようです。

神戸物産に関しては、今後も契約を続けていくと発表しています。関西の会社は「筋を通せば、銭に罪は無し」という基本原則なので当然の対応であり、社長一人の責任で多くの人間を不幸にする必要なしと考えられたのかと推測されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、「【経歴】飲酒運転事故の木下智雄社長はAUTOBACSの社長ではない」をご紹介させて頂きました。

たまたま結果的に人的被害が出ていなかったので、木下氏の辞任という「社長の首一つ」で事が治まる可能性が高いようです。

関西の事情があるとはいえ、今後は心を入れ替えて「飲んだら乗るな、乗るなら飲むな!」を厳命して頂きたいと思います。

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