上沼恵美子さんが「行列のできる法律相談所」に出演された際、会いたい大物俳優として名前を挙げたKは上川隆也さんです。イケメン俳優として有名で演技力も高く、上沼さんが好きなのも納得。更に頭も良くてバラエティでのコメントもセンスがずば抜けているのをご存じですか?
昔、バラエティ番組で「ももち」ことBerryz工房の嗣永桃子さんに放った言葉、
「すみません、僕、℃-ute派なんで」
は今や伝説です。
「すみません、僕、℃-ute派なんで」とは?
今から約10年前、2013年3月7日、事件は起きました。
バラエティ番組「グルグルナインティナイン」(日本テレビ系)の大人気企画「ゴチになります!」のスペシャル企画でのやり取りです。
上川隆也さんは2013年1月10日からレギュラーメンバーでしたが、初のバラエティ番組レギュラーです。
そこの嗣永桃子さん(ももち)がゲストとして出演しました。
番組の終盤、各メンバーが「誰が最下位か?」を予測していた時、
ぼくちょっと、嗣永さんが怪しいかと・・・
と発言しようとしたところ、
ももち!堅いですよ。堅い堅い!
と割って入ってきました。これは、
そして、いつものように、
今日から、おとももちですね!
と馴れ馴れしくアピールしてきました。
これはハロプロファンならお馴染みで、ももちを知っている人なら「いつものネタ」というのはすぐに分かりますね。
これに対して慣れている人(主に芸人)は、
「もう、うっとおしいな~」
「嫌だよ、嗣永さんと友達なんて」(ももちと言わない)
など、あえて冷たく返すのが決まりです。
慣れてない人は、
「えっ・・・」(苦笑い)
「あっ、大丈夫です」(戸惑い)
が普通のリアクションです。
私はリアルタイムでこの番組を視聴していて、ハロプロ歴も長いので、
上川隆也は歴儀正しいイメージだったし、バラエティはまずまず慣れてきている感じだったので、
「いえ、僕、結構です。嗣永さんとはちょっと・・・、おとももちに慣れません」
みたいな「冷たく丁寧に拒否る」でも「おとももち」は使ってあげる、みたいな展開を予測していました。
俳優としては十分なレベルで、芸人でもここら辺が返せる内容でしょう。
しかし、上川隆也が放った言葉は想像を遥か越えていました。
すみません、僕、℃-ute派なんで
この誰もが予想していなかった鋭い返しに、さすがのももちも、
ガーーーン
と唖然としていました。
ただ、ももちは少しうれしそうな感じでした。
「すみません、僕、℃-ute派なんで」がなぜセンスが良いのか?
上川隆也さんは、たった一言ですべてを決めました。
ももちへの返し
番組を盛り上げる
世間を賑わす
ハロヲタも歓喜
このすべてを凝縮した言葉をどのようにして生み出したのでしょうか?
ハロヲタは
と喜んでいて、それはそれでいいのですが、ことは単純ではありません。
たった一言を生み出す為の準備
上川隆也さんは本当に「℃-uteのファン」だったのでしょうか?
この真偽は不明です。本当にファンだったかもしれませんし、そうじゃないかもしれません。
この場合、特筆すべきことは、
上川隆也さんはゲストが嗣永桃子さんと知り、
所属グループがBerryz工房で、
そのライバル的なグループが℃-uteである
と事前に勉強していた可能性が高いということです。
ちなみにこの2グループがライバル的というのは、
という事情があるからです。
モーニング娘。に比べると知名度は低かったので、ファンで無ければ事前にリサーチしていたことになります。
もし、仮に上川隆也さんが「本当」にファンだったとしても、咄嗟に
と言える頭の回転の良さはスゴいことですよね?(ハロヲタの私でも思いつきませんでした・・・)
上沼恵美子が上川隆也を好きな理由
上沼さんは、面食いなのでイケメンの上川隆也さんが好きですというのは納得できます。
ただ、世の中にはかなり多くのイケメン俳優がおられます。
その中から、上川隆也さんを選ばれて理由は「顔」だけではないはずです。
「顔」以外で魅力的な部分は何でしょうか?
咄嗟に、たった一言放つだけで、番組も盛り上がりましたが、ももちも美味しい展開になりました。
しかも、自分が所属しているハロプロのことをちゃんと理解した上での返しですから、嬉しいはずです。
このように、
咄嗟の場面での頭の回転の良さ
事前にリサーチをして準備をしている
適切なワードを選び、短い言葉ですべてを網羅する
ゲストを落として笑いを取らず、ゲストを活かして笑いを取る
という芸人の「ツッコミ」でも最上級レベルのものを提供されるからです。
上沼恵美子さんも、これができる数少ない方ですが、本職のお笑い芸人(伝説の漫才師)です。
上川隆也さんは本職は俳優さんなので、これがいかにスゴイことがお分かり頂けるかと思います。
ちなみに上川隆也さんの嫁に関しては「こちらの記事」をご参照ください。