上沼恵美子さんが昨年2021年YouTubeチャンネルで「1994年のNHK紅白歌合戦」で司会をされた時、顔合わせで「無視された」や「暴言を吐かれた」というイビリ(イジメ)を受けたと暴露されていました。
この話は実は有名で、今から27年前、1995年10月3日放送の「快傑 えみちゃんねる番外編 誰も知らない上沼恵美子~還暦からのスタートから」でも「1994年の紅白歌合戦の司会を務めた時、ベテラン歌手にいびられた」と明かしていました(デイリースポーツでも記事になりましたし)。
まあ、関西の人間にとっては有名な話ですが、あらためて「我らが上沼さん」に失礼な態度をとった「ベテラン歌手」を特定したいと思います。
上沼恵美子が語るイジメの内容は?
関西ではお馴染み、「西の女帝」こと上沼恵美子さんがYouTubeチャンネルを開設されました。
関西人は、「これでいつでも好きな時におしゃべりが聞ける!」と大喜びしています。
テレビですら「言いたい放題」だった上沼恵美子さんですから、YouTubeチャンネルだと更に何でもしゃべっておられます。
1995年10月3日放送の「快傑 えみちゃんねる番外編 誰も知らない上沼恵美子~還暦からのスタートから」でも語られていた、「NHK紅白歌合戦の司会をされた時に、無視・暴言などのイジメを受けた」話をYouTubeチャンネルでも話されました。
関西人にとっては「許さんぞ東京!」と怒りを覚えた事件ですが、全国的にはあまり知られてなかったようで、2021年12月にはかなり話題になったようです。
大の大人が取るには恥ずかしすぎる内容
上沼さんんに失礼な!という以前に、超有名ベテラン歌手がよくそんな態度を取れたなという恥ずかしい限りの内容をご紹介致します。
「大阪の何? ローカルタレントの上沼恵美子? 知らんわ。それが司会? はぁ?」
という暴言を吐かれたそうです。
関西人からしてみれば、また現在の人からしてみれば、
上沼恵美子さんを知らんって、ホンマに芸能人か?(トロ〇ーモンかよ!)
とツッコミたくなりますが当時は事情が違いました(後述)。
まあ長年紅白に出ているベテラン歌手にとってはある意味正直な意見だったのでしょうが、上沼恵美子さんを選んだのは、
だということを考えるとベテラン歌手のくせにNHKにケンカを売っていることになるんですが気づかなかったのでしょうか?
それ以外には、
とある歌手にそっぽを向かれ、あからさまに“プイ”っとされるなど存在を無視された
無視って子供かい!とツッコミたくなりますね?
まあ当時の東京は地方の人間を
として冷たく接するのが普通でしたから関西人からしてみれば
と逆に馬鹿にしてましたけどね。
更に酷いのは、大きな声で文句を言うベテラン歌手がいたとか。
「誰やねん、上沼恵美子なんて。そんなのが紅組の司会なんて格が下がるわ!」と大きな声でいわれた
まあ、こんなことを言う歌手がいる方が、紅白の格が下がるのですけど。
前述しましたが、誰が上沼恵美子さんを紅組の司会に選んだか考えればこんな軽率なコメントは言えないんですけどね。
1994年の東京での関西タレントの立場
今の若い人は、
「なんで上沼恵美子ほどの方が、こんな冷遇を受けたのか?」
「関西の女帝に対して、なぜそんな失礼な態度を取るのか?」
と疑問に思われるかもしれません。
筆者は1993年に生まれ育った関西から関東へ引っ越ししたので当時の状況をよく知っています。
関西は地方、大阪はただの地方都市
という扱いでした。
なので、どれだけ大阪で売れていようが扱いは
ローカルタレント
で更には
大阪弁という下品な言葉しか使えない(標準語がしゃべれない)田舎者
という待遇でした。
つまり、上沼恵美子さんクラスでも、東京の人間からしたら、
ただのローカルタレントが紅白歌合戦の司会
という全国レベルでも最高峰のポジションについたことは、
下剋上以上に怒り
を覚えるレベルだったことを認識して頂ければ当時の状況がわかると思います。
この「関西冷遇」の酷い状況が劇的に変わるのは1995年前後なのですが、それは別記事で紹介します。
1994年と1995年の紅白歌合戦に出場していた歌手は?
上沼恵美子さんをイジメた(失礼な態度をとった)ベテラン歌手は1994年に出場していて、手の平を返した歌手は1995年にも出場していますので両方をご紹介致します。
この年に出場したベテラン歌手がイジメをしたそうです。
そして、この年も出場し、この時は手の平を返して愛想が良かったとか。
上沼恵美子に失礼な態度や暴言を吐いたベテラン歌手!
ベテラン歌手は和田アキ子?
長年、上沼恵美子さんに暴言を吐いたのは「ゴッド姉ちゃん」こと和田アキ子さんだと言われてきました。
実際に暴言を吐いたのは、ほぼこの方で間違いないでしょう。
というのは、関西出身とはいえ東京で這い上がってきた和田アキ子さんにしてみれば、
に不満があったのでしょう。
まあ、この人が悪意で言ったかどうかは不明ですが(関西人は罵声で激励するので)、緊張していた上沼恵美子さんにしてみれば激励にはならなかったでしょう。
ただ、この対立していた二人も和解したようです。
2020年にはNHKの歌番組『わが心の大阪メロディー』で共演し、2022年にはNHKの街ブラバラエティー番組『アッコと恵美子』で完全な和解共演を果たしました。
双方の利益になると踏んでの共演と言われていますが、別の真相もあるようです。
というのが私見ですが、ダウンタウンと和田アキ子さんは非常に仲が良く、またダウンタウン(特に松本人志さん)は上沼恵美子さんを尊敬しています(故にM1の審査委員に呼んでます)。
1994年当時は、和田アキ子さんも「何やねん!上沼恵美子!」と思っていたかもしれませんが、長年仲がいいダウンタウンが尊敬する存在ということで見方も変わってきたのでしょう。
ベテラン歌手は姉妹!
これは早い段階(1995年頃)に上沼恵美子さんが関西の番組「怪傑えみちゃんねる」で明言していたのを見てました(リアタイ)。
今回のYouTubeチャンネルでは配慮して言われていないようですが、「ベテラン歌手は姉妹」です。
姉妹といえば一組しかいませんよね?
由紀さおり・安田祥子
です。
1995年には手の平を返して、「肩をもんできた」そうです。
群馬出身で東京で大スターになった方です。関西人はあまり好きではなかったでしょう(当時は)。
また、何度かNHK紅白歌合戦の紅組司会の候補にもなったそうですが、実現に至らず・・・。
そして、突然関西ローカルの上沼恵美子さんが紅組司会に!
まあ、イラっとしたのでしょうね。
ベテラン歌手は伍代夏子?
上沼恵美子さんが、
「ある女性演歌歌手が、銭湯に行くんか!っていうような恰好で来るんです。」
と怒っていました。
実は伍代夏子さんは普段はジーンズ好きでラフな格好が好きだとか。
瀬川瑛子さんがゲストに来られた際に、東京の大きな番組に出るのと同じくらい立派な衣装で出演された際に言われました。
ただ、上沼恵美子さんは伍代夏子さんの夫である杉良太郎さんとは仲がいいそうなので、この発言が悪意なのかイジリなのかは不明です。
ベテラン歌手は細川たかし?
上沼恵美子さんを無視したのは細川たかしさんだと言われています。
実は、上沼恵美子さんは細川たかしさんが「嫌い」と公言されています。
「怪傑えみちゃんねる」の中で、キングコング梶原さんが、
として、細川たかしさんを間接的に名指ししていました。
これに対して、上沼恵美子さんは、
やっぱりえらそうにされた?私もあんまり好きやない
と同意見を述べていました。
追記:おまけ
この話は非常に有名で関西では紅白歌合戦の翌年くらいから、「半分怒り、半分ネタ」でよくしゃべられていました。
当時は普通に実名で言われていたので、記憶されている関西人は「あっ、あの人やったね、そやそや」と今、頷かれていることでしょう。
当時はまだ40歳手前で可愛らしさも残っていた上沼恵美子ですが、「行列のできる法律相談所」に出演されてこのネタ話をされると共に、
って言われた時には、「心は今でも乙女」だったと思いました。