「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が10月から放送開始されます。ガンダムヲタ43年としては「生きてて良かった」と思える瞬間ですが、「えっ、ガンダムの名前の由来が?」という設定になってます。GUND-ARMやGUNDフォーマットとは何か説明します。
GUND-ARMとは?
ガンダムの名前の由来、昔(オリジナル)と今(後付け)
作中では、「V作戦」の要として、ジオンの「ザク」を上回るMSとして開発されました。
なので、本来は「ガンダム」で一つのブランドネームになっています。
しかし、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」に登場する
GUND-ARM
というものが、MS(モビルスーツ)のカテゴリーの一つで、これを略すと・・・
ガンドアーム ⇒ ガンダム
になるという最近流行の「後付けサクサク感」が炸裂していますね。
まあ本来のガンダムの語源より、こっちの方がなんかそれっぽいので、ガンダムヲタ43年でも許容しましょう。
でまあ、A.S.(アド・ステラ)においては、「GUND-ARM」とは「ガンダーム!」(ドモン・カッシュみたい)のことです。
GUND-ARMの性能は伊達じゃない?
「GUND-ARM」とは、「オックス・アース・コーポレーション」が開発したモビルスーツです。
ガンダム・ルブリスは「オックス・アース・コーポレーション」製のモビルスーツです。
特徴としては、
「GUNDフォーマット」(人類が宇宙に適応するために開発したを操縦系)を搭載している
「GUNDフォーマット」の純粋な拡大発展形が目標
「GUNDフォーマット」の軍事転用はその為の手段
という、「バイオセンサー」でもない、「ゼロシステム」でもない、新たなシステム「GUNDフォーマット」が登場しましたね。
ちなみに余談ですが、「ファーストガンダム」の時代から、「モビルスーツ」は本来は土木作業用の為のモビルワーカー(実在する)で、軍事転用はジオンが戦争で優位に立つためにしたこと。
その原点は、「メカニカルアーム」とも言われています(これも実在する技術)。
この「GUNDフォーマット」の性能とは・・・
という「あっ、圧倒的じゃないか・・・」というレベルですね。
特に、オールレンジということはビットやファンネルのような遠隔兵器ですから、宇宙空間の戦闘では相手にとって脅威以外の何物でもありません。
しかし・・・
という「あっ、ガンダムらしいね」システムです。
「GUNDフォーマット」のシステムですが、ある種の安全装置として
「PMET(パーメット)スコア」(4段階以上)
が設定されています。
通常戦闘時:2
特殊兵装使用時(ビットなど):3
バーサク状態?(トランザム的な):4(廃人化リスクが加速度的に跳ね上がる)
と、命がけのモビルスーツのシステムになっています。
リアルタイムで見てた時は、ZガンダムとかガンダムZZは乗りたいと思いましたが、「ガンダーム!」(GUNDーARM)は遠慮させて頂きます。
これだけ問題点があるので、作中では某人物の演説で
「兵器は純粋な人殺しの道具であるべき(使用者の命まで危険にさらす兵器はあってはならない)」
と訴えたモビルスーツ開発評議会によって、
されたそうですが、まあ、「凍結」はいつでも「解凍」できますからね。
GUNDフォーマットとは?
前述した「GUNDフォーマット」について、もう少し掘り下げたいと思います。
「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の舞台となる、A.S.(アド・ステラ)では、
「GUNDフォーマット」
と呼ばれる「身体拡張技術」が発展しています。
「GUNDフォーマット理論」を提唱しているのは、カルド・ナボ氏という方です。
ちなみに、「身体拡張技術」も実在します。
「身体拡張技術」とは・・・
身体拡張技術により、効率的な生産活動が実現し、我々の生活の利便性が増す
人とマシンがBMI(BCI)で接続され、意思の反映、フィードバックの獲得が容易になる
肉体とマシンの境界、リアルとデジタル境界が連続的で曖昧なものとなり一体として知覚・機能する
拡張されるマシンの機能特性・性能により、特定用途・目的では健常者を上回る能力を発揮できるようになり、より機能特化した個性を持つ人が増える
拡張技術により身体的な制約が小さくなり、健康寿命・生涯寿命が延伸する
機能拡張と健康寿命の延伸により就労可能な人口が増える
(引用元:D4DR inc.)
といった最先端技術です。
この内容は「水星の魔女」の世界にも精通するものがありますよね。
ガンダムは実は実在する技術や構想されている技術を基に作られています。
スペースコロニーも70年代に本当にあった計画構想を引用してます。
そのため、「ファーストガンダム」での連絡のやり取りはコードの付いた電話です(今の若い人は使ったことが無いかもしれませんが)。
ちなみに「水星の魔女」の世界で、「GUNDフォーマット」とは・・・
「宇宙環境で生じる身体機能障害の補助を目的とした医療技術」
と説明されています。
つまりは、「サイボーグ技術」と考えても問題が無くて、多くの義肢や義体が実用化されてきた。
「GUNDフォーマット」(「サイボーグ技術」)を研究開発した「ヴァナディース機関」を「オックス・アース・コーポレーション」(モビルスーツ開発をする会社)が買収しました。
この買収により、
義肢制御のための技術をモビルスーツの操縦系統に転用
することが可能になり、その結果誕生したのが
「GUND-ARM」(ガンダム)
ということになります。
しかし、問題が発生しました。
非生物機構(全長18mのモビルスーツ)と生物である人間の体(約2m)
をリンクさせて制御するという初期実験で、
という事故(事件)が起こりました(エヴァンゲリオン零号機と綾波レイの「あの事故」みたいな感じですね)。
この事実が報道されると、
生命倫理にまつわる議論
が巻き起こり、モビルスーツ開発会社の「オックス・アース・コーポレーション」だけでなく、「モビルスーツ開発評議会」が説明責任を問われるという事態にまでなりました。
また、「GUNDフォーマット」の弱点としては、接続を妨害するなどの対抗手段を持っている相手には無力化されやすいです。
遂に放送が始まった「機動戦士ガンダム 水星の魔女」の第1話「魔女と花嫁」はどんな内容だったのでしょうか?
おまけ:オープニング曲は「祝福」
ちなみに、オープニング曲は「祝福」になりましたね。歌われるのはYOASOBIというグループ。とてもいい感じの歌を作られています。「祝福」もとてもガンダムらしいですよね。
歌詞の内容が、「GUNDフォーマット」にリンクしてくるかもしれませんので、10月1日の配信が待ち遠しいですね。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 追記:特殊能力は「GUNDフォーマット」とリンクする為の「身体拡張技術」を施された人間ですね。 […]